Teslaは新型Roadsterの発表イベントで、車体を空中に跳ね上げて回転させるスタントを披露しました。冷ガススラスターを使った空中動作も披露されました。空中で浮遊する仕様は招待制で、通常の予約車とは購入条件が異なります。
ランプを駆け上がり、車体を反転
Roadsterはイベントで、C字型のランプの下から走行を始め、垂直に近いランプを2度駆け上がりました。車体はランプの頂上で地面に対して垂直に近い姿勢となり、逆さの状態で止まりました。
2度目の走行後にはランプから飛び出し、空中で回転して地面近くまで降下しました。Teslaは、この動きにSpaceXから取り入れた技術を使う冷ガススラスターを用いたとしています。
別の演目では、横に並べられた複数のTesla車両を飛び越えました。イベント終盤には、静止した状態から跳び上がって空中で一回転し、再び降下しました。
冷ガススラスターが推力を生む仕組み
冷ガススラスターは、加圧したガスをノズルから噴き出し、その反作用で推力を得る方式です。1995年のNISTの試作機では、バルブを通るガスの流量を調整し、ノズルから生じる推力を制御する構成が採られました。
同試作機は、圧電素子でバルブを開閉し、マイクロプロセッサーで制御する設計でした。短時間だけガスを噴射する制御も試され、パルス幅の最小分解能は0.98ミリ秒と報告されています。
噴射の向きや量を調整すれば、推力を生み出すほか、機体の動きや姿勢の制御にも使えます。ただし、NISTの試作機は研究用の装置で、Roadsterに搭載された機構の詳細や制御方法を示すものではありません。
予約条件は仕様によって異なる
新型Roadsterの基本車両は予約を受け付けており、予約時に5,000ドル、その後10日以内に45,000ドルを支払う条件です。
ランプ上で逆さに止まる動きに使われた吸盤機構と加速用スラスターを備える仕様は、予約額が25万ドルです。通常仕様とは価格が異なります。
ジャンプして空中で浮遊する仕様は一部の顧客向けに限られ、予約は招待制です。
イベントの演目と販売仕様
今回の演目では、ランプ上で停止する動き、車両を飛び越えるジャンプ、静止状態からの反転が披露されました。冷ガススラスターを使った空中動作も含まれていました。








