
ジープは2026年10月7日、ミドルサイズSUV「コンパス」を9年ぶりにフルモデルチェンジして発売しました。日本仕様は48Vハイブリッドと前輪駆動を採用し、価格は520万円からです。専用色をまとった100台限定車も同時に登場しました。

価格は520万円から、限定車は100台
標準モデルは、アルティチュードが520万円、サミットが570万円、サミット・スタイルパッケージが590万円です。サミット・スタイルパッケージには、デュアルパネルのパノラミック・スライディングルーフ、ブラックルーフ、ヘッドアップディスプレイが加わります。

発売記念の「ファーストエディション」は、サミット・スタイルパッケージをベースにした限定車です。専用ボディカラー「ハワイ」を採用し、100台限定で価格は595万円です。
ボディカラーは、標準モデル向けにアンタクティカ、ボルケーノ、ヨセミテ、パシフィックの4色を設定しました。グレードによって装備が異なり、サミットには19インチのダイヤモンドカットブラックアロイホイールや、イルミネーテッドJeepロゴ付きのリアランプを用意します。
48Vハイブリッドと前輪駆動を採用
日本仕様のパワートレーンは、1.2リッター直列3気筒ガソリンターボエンジン、電動モーター、6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた48Vハイブリッドです。システム最高出力は145PSで、燃費はWLTCモードで19.6km/Lです。駆動方式は全グレードで前輪駆動となります。
Carboratoryの試乗では、この世代のコンパスでモーターがデュアルクラッチトランスミッションに組み込まれ、発進時や取り回し、低速走行時などに、ごく短い距離を電気だけで走れるとしています。約0.9kWhのバッテリーは減速時などのエネルギー回生で自動的に充電され、外部電源からの充電は必要ありません。Carboratoryは、この方式を一般的なマイルドハイブリッドとフルハイブリッドの中間に位置づけ、街中の走行を補助する一方、街を電気だけで走り切る方式ではないと説明しています。
ジープは、電動モーターが発進時や低速域で加速を滑らかにし、電気のみでの走行も可能だと説明しています。Carboratoryの試乗では、発進時にエンジンの反応の遅れをモーターが補うとしています。
室内と荷室を拡大
新型のボディサイズは全長4,550mm、全幅1,910mm、全高1,670mmで、ホイールベースは2,785mmです。車内には10.25インチのフルデジタルメーターと16インチのタッチスクリーンを備え、主要機能用の物理スイッチも配置しました。
前席周辺には約34Lの収納スペースがあり、荷室容量は550Lです。後席は40:20:40の分割可倒式で、倒すと荷室を最大1,560Lまで広げられます。乗員と荷物の量に応じて、後席の一部を残す使い方もできます。
サミットには、8ウェイ電動調整シート、シートベンチレーター、マルチカラーのアンビエントライト、FOCALプレミアムオーディオシステムを装備します。
空力設計と運転支援機能
外観は、ジープの7スロットグリルや台形ホイールアーチを受け継ぎながら、ボディ各部の形状を見直しました。フラットな車体下部、アクティブグリルシャッター、ホイール周辺のエアダクトやエアカーテンなどを採用しています。Stellantisジャパンは、これらの設計が高速走行時の安定性や静粛性、燃費性能の向上に貢献すると説明しています。
運転支援機能には、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール、レーンポジショニングアシスト、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターなどがあります。360度ビジョンとリアトラフィックアラートも標準装備です。ジープとして初めて、停車時や低速走行時に障害物を検知すると急加速を抑える誤発進抑制サポートを採用しました。
走行モードシステムのSelec-Terrainは、AUTO、SPORT、SNOW、SAND/MUDの4モードを備えます。最低地上高は200mm、渡河性能は408mmです。








