Prince Andrew, Duke of York (cropped)
写真: Titanic Belfast / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons

アンドルー・マウントバッテン=ウィンザー氏が、逮捕に関連して警察が取得した捜索令状の適法性を司法審査で争っています。

争われているのは捜索令状の適法性

マウントバッテン=ウィンザー氏の弁護士は、テムズ・ヴァレー警察が逮捕に関連して取得した令状について、司法審査を申し立てました。司法審査は、公的機関の判断や手続きの適法性を裁判所が審査する手続きです。

争点となっている令状は、逮捕の前日に取得されました。警察は令状に基づき、ノーフォークのサンドリンガムとウィンザーの旧居宅を捜索しました。

対象の令状は、中央刑事裁判所から取得したものです。警察は法的手続きが進行中であるとして、これ以上のコメントを控えています。

逮捕容疑の捜査は継続中

同氏は2月19日、公務中の不正行為の疑いでテムズ・ヴァレー警察に逮捕されました。逮捕は66歳の誕生日にあたり、その後、捜査中の身として釈放されました。

容疑は、貿易特使として得た機密情報を、故ジェフリー・エプスティーン氏に渡した疑いに関係しています。同氏はこれまで不正行為を否定しています。

警察は、捜索令状に関する法的手続きとは別に、公務中の不正行為について捜査を続けています。

令状をめぐる審理が予定

マウントバッテン=ウィンザー氏の申し立てについては、木曜日に非公開の審理が開かれる予定です。審理では、捜索令状に関する司法審査の申し立てが扱われます。

警察は、令状をめぐる法的手続きが続いているため、詳しい説明は適切でないとしています。

王室高位メンバーの逮捕例

逮捕以前の王室高位メンバーの例として挙げられるのは、17世紀のチャールズ1世です。アンドルー元王子は、チャールズ1世以降で初めて逮捕された英国王室の高位メンバーとみられています。

チャールズ1世はイングランド内戦で議会派に敗れた後、拘束されました。一度逃亡したものの、再び捕らえられ、1649年に反逆罪で裁判にかけられました。

チャールズ1世は有罪となり処刑され、その後イングランドでは11年間、君主がいない時期が続きました。