Audemars Piguet Royal Oak in oro e tantalio, fine anni '80-primi '90
写真: Clyde94 / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

オーデマ ピゲは、腕時計「ロイヤル オーク」のデザインコードをハイジュエリーとして再解釈した「ロイヤル オーク ジュエリー」コレクションを発表しました。ジュウ渓谷の自然に着想を得た「リズー エクリプス」「ドリーム オブ ジュウ」と、表面加工を軸にした「フロステッド ゴールド」の3ラインで構成します。

八角形や一体型ブレスレットをジュエリーに展開

コレクションでは、ロイヤル オークを特徴づける八角形のベゼル、六角形のビス、一体型ブレスレットの形状を、ネックレスやカフ、イヤリングなどに取り入れています。オーデマ ピゲは、幾何学的な造形と光、創造的な表現の調和を探るコレクションと位置づけています。

3ラインはいずれも、同社が1875年から拠点を置くスイスのジュウ渓谷に着想を得ています。オーデマ ピゲが制作を手がけ、ナタリー・バルジレイと共同でデザインしました。

森の陰影を宝石で表す「リズー エクリプス」

「リズー エクリプス」は、日食とリズーの森をモチーフにしたラインです。ブラックPVD加工のチタンと18Kホワイトゴールドを組み合わせ、ネックレスとカフの中央に、ブリリアントカットのダイヤモンドで囲んだシュガーローフカットのエメラルドを配しています。カフにはエメラルド5石が使われ、合計で約16.5カラットに相当します。

リンクやビスにはサテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせ、質感に差をつけています。森の暗い色調を思わせる素材と、中央のエメラルドや周囲のダイヤモンドとの対比が、このラインの造形を形づくります。

ジュウ渓谷の風景を宝石で描く「ドリーム オブ ジュウ」

「ドリーム オブ ジュウ」は、凍った湖や夜空、花々など、ジュウ渓谷の多様な景観を表現するラインです。18Kホワイト、イエロー、ピンクゴールドを使った一点物のカフのほか、タイネックレスとドロップイヤリングのセットなどを展開します。

宝石にはダイヤモンド、サファイア、スペサルティンガーネット、トルマリン、アメジスト、ツァボライト、トパーズなどを組み合わせます。ネックレスの一例では、1.5カラットのペアシェイプダイヤモンド42石と、合計約5.225カラットのブルーサファイア1,670石を使用しています。作品はすべて一点物で、受注生産です。

打ち出し加工を用いた「フロステッド ゴールド」

「フロステッド ゴールド」は、ホワイト、ピンク、イエローの18Kゴールドによるチョーカーとカフで構成します。ロイヤル オークのリンクやスタッズの造形に、細かな凹凸のある表面と、鏡面仕上げのスタッズや面取りを組み合わせています。

この表面を生み出す「フロステッド ゴールド」は、ダイヤモンドの先端を持つ工具で金を打ち、細かな窪みをつける加工です。オーデマ ピゲは、この技法がダイヤモンドダストに似た輝きを生むと説明しています。2016年、ジュエリーデザイナーのキャロリーナ・ブッチとの協業で、ウィメンズのロイヤル オーク誕生40周年に合わせて発表されました。

今回のコレクションでは、腕時計のケースやブレスレットに用いられてきたこの仕上げを、チョーカーやカフにも取り入れています。宝石を敷き詰めず、金の表面加工そのものを装飾に用いるラインです。