2027年4月にTVアニメ化
河内遙さんのマンガ『涙雨とセレナーデ』がTVアニメ化され、2027年4月に放送されます。ティザーPVと第1弾キービジュアルが公開され、片桐陽菜役を宮本侑芽さん、本郷孝章役を大塚剛央さんが演じます。
陽菜は、雨の日に不思議な夢を繰り返し見る女子高生です。ある日、夢に出てきた庭を訪れた陽菜は、明治40年にタイムスリップし、自分を婚約者の雛子と間違えた青年・孝章と出会います。
孝章は本郷家の跡取り息子で、本郷貿易の御曹司です。子どもの頃に出会った少女の思い出を抱き続けており、陽菜との出会いが時代を超えた恋愛物語の軸になります。
手塚プロダクションが制作
監督は亀井隆さん、シリーズ構成は米内山陽子さん、キャラクターデザインは結城信輝さんが担当します。アニメーション制作は手塚プロダクションです。
美術監督は加藤浩さん、色彩設計は辻田邦夫さん、撮影監督は伊藤佳恵さんです。美術や撮影などの制作スタッフも、ティザーPVとあわせて発表されました。
原作マンガは講談社の「Kiss」で2014年に連載が始まり、2025年11月に完結しました。最終14巻は2026年2月13日に刊行され、講談社USAは2026年秋から2巻分をまとめた合本版を刊行する予定です。
明治40年の物語と婚姻の背景
明治40年は西暦1907年にあたります。作中では、陽菜がこの時代に移り、孝章の婚約者と取り違えられるところから物語が始まります。
明治期の媒酌結婚を扱った阪井裕一郎さんの研究は、仲人を介した結婚が、家族を重視する考え方を背景に制度化されていく過程を論じています。明治の民法は仲人の利用を定めておらず、研究では法制度より思想や規範に焦点を当てています。
同研究は、仲人を介する結婚が恋愛結婚と常に対立したのではなく、恋愛の広まりと並行して定着したと論じています。孝章に婚約者がいる設定を読む際、明治期の婚姻をめぐる規範と恋愛の関係は、時代背景を考える手がかりになります。
原画展やスピンオフも予定
原作者の河内遙さんは、アニメ化を記念したイラストとコメントを寄せています。TVアニメ化とスピンオフ連載を記念する原画展が開催され、河内さんのサイン会と特別トークショーも予定されています。
スピンオフ『涙雨とセレナーデ 外伝』は、講談社の「Kiss」で11月25日に連載が始まります。
公式Xの開設を記念し、キャストのサイン入りポスターが当たるキャンペーンも告知されました。原画展やキャンペーンの開催日程は、今後案内される予定です。











