
外気温5〜30℃に対応する「Σ」
ワークマンは2026年秋冬モデルとして、断熱素材を使ったウェア「XShelter(エックスシェルター)」を発表しました。年間商品として展開する「快適断熱Σ」は、外気温5〜30℃の環境での着用を想定しています。
ワークマンによると、Σは衣服内を28〜32℃に保つことを目指し、25機能を備えます。
同社は、住宅などに使われる断熱材の発想を生地に応用したと説明しています。「着る断熱材」を日常着として使い、防災への備えにもつなげる考えから、日本赤十字看護大学附属 災害救護研究所と共同開発・監修した「断熱Ω」も用意します。
特性が異なる4つの素材
XShelterには、断熱α、断熱β、断熱Ω、快適断熱Σの4ラインがあります。防寒向けのα・β・Ωに加え、Σを年間商品として展開します。
αは薄く軽量な断熱シートを使い、透湿性に優れてムレにくい素材です。βは中わたを使わず、高い断熱性とストレッチ性を備え、動きやすさを重視しています。
Ωはαの軽さとβの柔軟性を組み合わせた最上位素材で、厳冬期向けです。吸湿発熱や抗菌など16機能を備えるとしています。発表会では、通風や蒸気の通過、熱の影響、静電気に関する検証も行われました。
取り外しや丈の調整に対応するアウター
ワークマンは、袖を取り外してベストとして使える「デタッチャブルボアスタンドジャケット」を発売します。ワークマンとWORKMAN Plusでは12月、#ワークマン女子とWorkman Colorsでは発売中と案内しています。
「デタッチャブルパフィーブルゾン」もベストとして使える2WAY仕様です。ワークマンとWORKMAN Plusでは12月、#ワークマン女子とWorkman Colorsでは11月の発売予定です。
「防風撥水キルティングアジャストブルゾン」は丈をロングまたはショートに調整できます。ワークマンとWORKMAN Plusでは11月発売予定、#ワークマン女子とWorkman Colorsでは発売中です。これらの商品は、寒暖差に合わせて形を変えられます。
素材の保温性と通気性を左右する要素
衣料の熱や水蒸気の移動は、繊維の集まり方、生地の構造、重ね方などに左右されます。熱伝導率や熱抵抗は熱の移動に関わり、水蒸気透過性は衣服を通る水蒸気の移動に関わる指標です。
生地の空隙や通気性も、換気や着用時の快適性に関係します。断熱性と蒸れにくさは単独の特徴だけでは説明できず、素材や構造による熱と水分の移動も関係します。
ISO 9920は、衣服の組み合わせについて、乾いた熱と蒸発による熱の損失に関する特性を推定する方法を定めています。同規格は、体の動きや空気の侵入を、衣服の断熱性や水蒸気抵抗に影響する要素として挙げています。
同規格は定常状態での推定を対象とし、雨や雪による影響、吸水や肌触りなどは扱いません。XShelterの各ラインの機能と一般的な評価要素は、それぞれ異なる特性を扱っています。実際の着用感は、活動や環境によって変わります。










