
JR西日本の観光列車「はなあかり」が、山陽本線の新山口〜岩国間で運転されています。同区間を走るのは初めてで、山口デスティネーションキャンペーンに合わせた運行です。
山口DCに合わせて初めて山陽本線へ
「はなあかり」は、2026年10月10日から12月20日まで、新山口〜岩国間で運転されます。土休日を中心に、1日1往復運転します。
山口デスティネーションキャンペーン(山口DC)は、地元自治体とJRグループが連携して観光振興を図るキャンペーンです。2026年10月1日から12月31日まで開催され、「万福の旅」を掲げています。
キャンペーンでは、山口県全域を展開エリアとし、自然、歴史文化、温泉、グルメなどの観光資源を取り上げています。県内各地の企画や体験を通じて、観光客の周遊を促します。
新山口から岩国まで5駅に停車
運行区間は山陽本線経由の新山口〜岩国間です。途中の停車駅は防府、徳山、柳井で、両端の駅を含めて5駅に停車します。
新山口発は11時14分、岩国着は12時56分です。途中の防府には11時29分着・11時31分発、徳山には11時55分着・11時57分発、柳井には12時26分着・12時28分発で停車します。
岩国発は15時09分で、新山口には16時50分に到着します。柳井、徳山、防府の順に停車し、各駅の発着時刻はそれぞれ15時35分着・15時37分発、16時06分着・16時09分発、16時32分着・16時35分発です。
3両編成の車内と沿線の工芸品
「はなあかり」は3両編成で、1号車はスーペリアグリーン車、2号車はグリーン車とサロン、3号車はグリーン車です。全車がグリーン車以上の設備で、車内は四季の草花をモチーフにした和の色彩を採り入れています。
1号車には本革シートや大きなテーブル、コンセントがあり、飾り棚には沿線各地の工芸品やアート作品を展示します。2号車のサロンは乗客が利用でき、特産品の販売やイベントにも使われます。
2・3号車には360度回転する1列1席の座席と、2人用、3〜4人用のボックス席があります。車内Wi-Fiを備えるほか、出雲のたたら製鉄を生かした一輪挿しや京組紐のカーテンタッセルなど、地域の技術を使った品々を設置しています。
予約方法と運賃・料金
乗車券と特急券は、JR西日本のインターネット予約「e5489」や駅のみどりの窓口などで購入できます。e5489では乗車日の1カ月前の10時から予約を受け付けており、グリーン車指定席にはWESTER会員向けの事前予約サービスもあります。
「観光列車チケットレス」も利用でき、スマートフォンなどで特急券を購入できます。この場合も乗車券は別途必要です。旅行商品は、乗車と宿泊などを組み合わせ、一般発売より前に座席を確保できる内容で販売されています。
新山口〜岩国間の片道料金は、グリーン車指定席とグリーン車ボックス席が大人1人4,190円です。1号車のスーペリアグリーンは2人利用時に1人6,390円、1人利用時は9,890円で、いずれも通常期の運賃・料金の合計です。
グリーン車指定席の4人用ボックス席は3人から利用できます。車内設備や沿線自治体によるおもてなしを備えた列車が、山口DCの期間中、新山口と岩国を結びます。











