
東京メトロは2028年度中に、QRコードを使った紙の乗車券を順次導入します。普通乗車券や一部の回数乗車券が対象で、現在の磁気乗車券は2029年度末を目途に発売を終える予定です。
QR乗車券は券売機で購入、改札の読み取り機にかざす
QR乗車券は、駅の券売機などで買える紙のきっぷです。自動改札機に設置されたQRリーダーに券面のコードをかざして利用します。
対象は普通乗車券と回数乗車券です。回数乗車券には、障がい者用割引回数乗車券と通学用割引回数乗車券も含まれます。
購入場所や改札での利用には、現在の自動券売機や自動改札機を使います。改札では磁気券を投入する代わりに、コードを読み取り機にかざします。
磁気乗車券は2029年度末を目途に終了
東京メトロは、QR乗車券を2028年度中に順次発売します。磁気乗車券の発売終了は2029年度末が目途です。
定期券は引き続き交通系ICカードで利用できます。企画乗車券も、交通系ICカードまたはデジタルQR乗車券で利用を続けます。
QR乗車券の利用方法や磁気乗車券の発売終了に関する具体的な日程は、東京メトロが決まり次第知らせるとしています。券種に応じて、紙のQR乗車券、ICカード、デジタルQR乗車券を使います。
券詰まりとリサイクル時の負荷が移行の背景
磁気乗車券は駅の機器に投入して処理するため、券詰まりが起きることがあります。東京メトロは、駅務機器での券詰まりなどによる不便を課題に挙げています。
磁気乗車券にはリサイクル時の環境負荷もあります。東京メトロは、こうした課題を踏まえ、利用方法を大きく変えず、環境にも配慮した乗車サービスとしてQR乗車券を導入するとしています。
東京メトロは交通系ICカードを主軸に据え、クレジットカードなどのタッチ決済による後払い乗車サービスの導入を含む、次世代乗車システムの検討も進めています。
他社でも磁気乗車券からの移行が進む
磁気乗車券からQR乗車券への置き換えは、東京メトロ以外の鉄道事業者でも進んでいます。東京メトロの対象は普通乗車券と回数乗車券で、定期券や企画乗車券は別の方式で利用を続けます。











