3,000-HP Mustang Blows A Tire At 228 MPH
出典: carscoops.com

6.458秒の記録から決勝でのタイヤ破損へ

Brett LaSalaのFord Mustang「Snot Rocket 3.0」は、フロリダ州ブラデントンで開かれたFL2Kで、マニュアル車の新記録となる6.458秒を記録しました。金曜日の走行では最高速度233.44mph(375.7km/h)に達しましたが、2日後の日曜日、レース終盤に左後輪が228mph(366.9km/h)で破損し、車体の一部が剥がれました。

LaSalaはJosh ManningのCorvetteと競っている最中にトラブルに遭いました。左後輪の275サイズのラジアルタイヤがコース終盤で壊れ、リアフェンダー、ドア外板、リアバンパーが損傷しました。車載映像にもタイヤ破損の様子が映っています。

LaSalaは事故後、レースカーで初めてクラッシュしたと述べましたが、けがはありませんでした。チームは大規模な修理が必要な車両を、11月にMaryland International Racewayで開催されるWorld Cup Finalsまでに走行可能な状態へ戻す方針です。

記録走行と別のマニュアル車との比較

LaSalaがFL2Kで6.458秒を記録したのは、同イベントの2日前でした。走行では最初の60フィートを1.207秒で通過し、8分の1マイル地点では4.350秒、速度は185.72mphでした。そこからフィニッシュラインまでに、さらに48mph加速しました。

別のマニュアル車の記録について、The Weekly DriverはTX2K26のStick Shift ChallengeでSean MaddenのCorvetteが6.555秒、214.96mphを記録したと伝えています。LaSalaのFL2Kでの走行は数値上、この記録より0.097秒速く、最高速度は18.48mph高い結果です。ただし、車種と競技会が異なるため、同一条件で記録更新幅を比較したものではありません。

LaSalaのMustangは、アウトロー・マニュアル車レース仕様に変更してから、FL2Kが2度目のイベントでした。駆動系にはGrannas Racing製ATLASトランスミッションとマルチディスククラッチを採用し、Fast Forward Racing Engines製の排気量302立方インチ(4.9リットル)のCoyote V8を搭載しています。エンジン出力は3,000馬力超とされています。

ラジアルタイヤの特性と今回の破損

今回破損したのはドラッグレース用ラジアルタイヤです。Performance Plus Tireによると、一般的なドラッグラジアルは公道用タイヤのような溝があり、軟らかいコンパウンドとやや軟らかいサイドウォールを使います。一方、スリックタイヤには溝がなく、バイアス構造のコードと軟らかいサイドウォールを備えます。

Performance Plus Tireは、ラジアルスリックはコードがビード間を横切り、その上にベルトを重ねた構造で、サイドウォールが比較的硬く、高速域で安定しやすいと説明しています。ドラッグラジアルは転がり抵抗が低く、高速時にたわみにくいため、走行終盤に速度が伸びる場合があります。一方、発進時にはタイヤに合わせた調整が必要です。

Dragzineによると、ラジアルタイヤを使う車両では、発進時に後輪の空転を抑えながら、サスペンションや車体の姿勢を調整して駆動力を路面へ伝えます。適切に整備されたコースでは、走行開始直後から大きな出力を加えるセッティングもあり、ターボ車では発進時の約12psiから、走行開始1.2秒後に46〜52psiまでブースト圧が上がる例があります。こうした走行特性から今回の破損原因は特定できず、原因は確定していません。

原因は未確定、11月の大会へ修理を急ぐ

破損の原因は公表されていません。Carscoopsは、放送映像にタイヤの進路へ小さな異物が入ったように見える場面があると紹介しました。整備士がエンジンルームに工具を残し、それが落ちてタイヤを壊したという説もあります。

車両は大規模な修理が必要な状態ですが、チームは11月のWorld Cup Finalsに間に合わせるため、復旧作業を進める方針です。LaSalaはFL2Kで記録を出した後、同じ週末の決勝で高速走行中にタイヤが破損しました。