
Appleはスマートディスプレイ「HomeView」を発表し、299ドルで予約受付を始めました。発売日は11月13日です。7インチ画面を搭載した卓上型と壁掛け型があり、顔認識による利用者ごとの画面表示や、Siri AIを使った操作に対応します。
卓上型と壁掛け型を用意、価格は本体299ドル
卓上型は、7インチのLiquid Retinaディスプレイとドーム形のスピーカーベースを、傾きを調整できるステンレススチール製ヒンジでつないだ構造です。カラーはシルバー、スターライト、ローズピンク、スペースグレイの4色です。
壁掛け型はスペースグレイとシルバーから選べます。Schneider Home製の専用マウントを使い、自分で設置する方法と専門業者に依頼する方法があります。
壁掛け用マウントは3種類です。USB-C端子付きのPower Mount USB-C Wall Connectorは59.95ドルから、電源を有線接続するPower Mount AC Wiredは79.95ドルからで、いずれも注文を受け付けています。Power Mount PoE Wiredは2027年初めに129.95ドルで提供予定です。
距離や顔に応じて画面を切り替え
HomeViewは、利用者との距離に応じて画面の表示内容を変えます。部屋の離れた場所からは簡潔な情報を表示し、近づくと詳しい内容を表示します。
顔認識は最大6人に対応し、利用者ごとにアプリやウィジェットを配置したホーム画面を設定できます。メッセージやカレンダーなどの個人向け情報を表示する一方、共有アルバムや音楽は家族や来客と楽しめます。
ディスプレイはTrue Toneに対応し、明るさは最大500ニトから最低0.3ニトまで調整されます。フォト表示では共有アルバムを写真フレームとして使えるほか、周囲の人の動きに反応する「Flow」や、時間帯、天気、スポーツイベント、休日に合わせてアニメーションするスヌーピーの表示もあります。
Siri AI、通話、スマートホーム操作に対応
HomeViewにはSiri AIを搭載します。Apple Intelligence対応のiPhoneまたはiPadと組み合わせると、カレンダーやメッセージなどの個人情報を使った応答や、アプリをまたいだ操作ができます。対応端末がない場合も、幅広い知識を使った質問や音楽の検索に利用できます。
FaceTime通話ではCenter Stageカメラが参加者をフレームに収めます。Appleは、照明や鍵などのスマートホーム機器を操作する機能も案内しており、「Home Modular」表示からアクセサリーにアクセスできます。「Home Camera」表示では最大9台の映像を同時にライブ表示できます。
音響システムは、ディスプレイ内のフルレンジドライバー2基と、ベース内の下向きウーファー、フォースキャンセリング方式のパッシブラジエーター2基で構成されます。Apple Music、Apple Podcasts、Apple TVなどに対応し、iPhoneを画面の前にかざして再生中の音楽を引き継ぐHandoffや、複数の対応スピーカーでの再生も利用できます。
PoEマウントの提供は2027年初め、EUでは販売せず
Power Mount PoE Wiredの「PoE」は、イーサネットケーブルでデータと電力を同時に送る方式です。PoEの標準化規格IEEE 802.3では、対応機器へ電力を送る仕組みが定められています。
一般的なPoE接続は、電力をケーブルに供給する機器、電力とデータを運ぶツイストペアケーブル、電力を受け取る機器で構成されます。供給側にはPoE対応スイッチや、スイッチが電力を供給できない場合に使うインジェクターがあります。
PoEでは、接続先が対応機器かを確かめてから必要な電力を供給します。配線にはカテゴリ5e、カテゴリ6、カテゴリ6Aなどのツイストペアケーブルが使われます。
HomeViewは欧州連合(EU)では販売されません。Appleは、同地域でSiri AIを提供できないことを販売しない理由に挙げ、EUとの解決策を探っているとしています。











