
OLEDと軽量筐体を備えたハードウェア
Lenovo Googlebook 15は、Googleの新しいPC向けOS「Googlebook OS」を搭載する15.3インチのノートPCです。EngadgetはLenovo製ハードウェアを評価する一方、アプリ互換性やバッテリー駆動時間には課題が残り、使い勝手はOSの成熟度に左右されるとしています。
ディスプレイは120Hz駆動のOLEDで、標準輝度は500ニト、HDR True Black 1000認証に対応します。筐体にはプラスチックとカーボンファイバーを使い、一部にマグネシウム・アルミニウム合金を採用しています。
本体重量は約1.29kgで、金属筐体には指紋が目立ちにくいコーティングが施されています。キーボードの左右にはDolby Atmos対応のスピーカーを備え、接続端子はUSB-Cが2基、USB-Aが1基、HDMI、3.5mmオーディオ端子です。
Androidスマートフォンとの連携
Googlebook OSの特徴は、Androidスマートフォンとの連携機能「Better Together」です。スマートフォンのアプリをPC上に表示する「Cast My Apps」、通知の同期、ファイルへのアクセス、スマートフォンで始めた作業の続行などを利用できます。
対応するAndroid 17端末との連携には初回設定が必要です。対応機種では「Continue On」「Cast My Apps」「Quick Access」「Notification Sync」が利用でき、両端末でGoogleアカウント、Bluetooth、Wi-Fiを使います。
Googleは10月11日、SamsungのOne UI 9.0を搭載するGalaxy端末への対応を順次開始すると告知しました。Google Playサービスなどの更新を通じて提供し、初回設定の手順を減らす更新も案内しています。Engadgetの試用では、端末間のファイル移動は200MB未満に限られ、スマートフォンの画面を映す機能は滑らかに動かない場合がありました。
アプリ互換性と処理性能
Googlebook 15は16GBのメモリー、Intel Core Ultra 5 325、256GBのストレージを搭載します。Geekbench 7のマルチコアスコアは9,011で、同価格帯のDell XPS 13(Intel Core 5 320搭載)の7,124を上回りました。
Google Playストアから入手するアプリには、デスクトップ向けからモバイル向けまで複数の互換性表示があります。Photoshopもデスクトップ版ではなくモバイル版となり、アプリによっては画面表示の乱れや、ウィンドウを全画面にできない問題がありました。
AndroidスマートフォンではARM系のチップが多く使われますが、Googlebook 15のようなx86系PCでは、アプリの作りによって動作条件が変わります。KotlinやJavaで書かれた基本的なアプリではチップの違いは問題になりにくい一方、C/C++コードを含むアプリやゲームでは影響する場合があります。ARM向けコードをx86端末で変換して動かすと、性能や電池消費に影響し、ARM64コードを変換できない端末もあります。開発元がx86向けも含む複数のABIを用意すると、ChromeOS端末での性能や対応範囲の改善につながります。
バッテリーと使い方の見極め
内蔵バッテリーの容量は70Whです。Engadgetが行ったローカル動画再生テストでは、満充電から電池切れまで8時間30分動作し、通常の作業では8時間の勤務後に20%が残りました。
Engadgetのレビューでは、Dell XPS 13がPCMark 10のModern Officeテストで15時間56分動作した結果も挙げられています。このテストは文章作成、ウェブ閲覧、ビデオ会議を短いアイドル時間を挟んで行い、各作業を10分単位のループで実行します。Googlebook 15のローカル動画再生とは測定する作業が異なります。
Googlebook OSは、ウェブ閲覧や一般的な事務作業に加え、Android端末との連携を重視する人に向いた構成です。Engadgetは本体の設計や画面、処理性能を評価する一方、アプリ互換性やOSの機能には改善の余地があるとしました。









