
ONLYOFFICE 10.0が公開され、文書、表計算、プレゼンテーションなどのエディターにAI機能が加わりました。PDFの要約や文章の翻訳、表計算の操作などを編集画面内で行えるほか、1,000件を超えるバグ修正と35件の脆弱性修正も含まれます。
AI機能を各エディターに追加
新バージョンでは、AIを使った作業をエディター内で進められます。文章の作成や書式設定、文脈に沿った編集ができます。
文章の翻訳やPDFの要約に加え、表計算の操作、プレゼンテーション用の発表者ノートやビジュアル案の生成にも対応します。
利用できる具体的な操作はエディターによって異なります。文書エディターでは、選択した文章を要約、翻訳、分析でき、文書をもとに画像を生成できます。
AIの接続と出力の扱い
ONLYOFFICEの文書エディターでは、セキュリティ上の理由からAIは初期状態で接続されていません。利用するにはAIプラグインをインストールし、設定する必要があります。
プラグインの設定では、AIプロバイダーを選び、APIキーとモデルを登録します。モデルには文章、画像、音声処理などの用途を割り当てられ、接続後は設定したモデルが応答を生成します。
生成結果は、コピーや文書への挿入、元の文章との置き換え、コメントへの追加などから扱い方を選べます。変更履歴を使ったレビューとして挿入し、内容を確認してから採用する方法もあります。
要約や翻訳を編集画面で実行
要約では対象の文章を選び、AIツールから要約を実行します。出力言語を指定でき、結果はコメントや変更履歴への挿入、元の文章との置き換え、文書末尾への追加などに使えます。
翻訳は、設定で希望する言語を選んだ後、文章を選択して実行する流れです。結果を元の文章と置き換える方法のほか、選択範囲から翻訳を呼び出す操作も用意されています。
文章の分析には、書き換え、長さの調整、説明の追加、スペルや文法の修正、キーワード抽出などがあります。AIチャットでは文書について質問したり、新しい文章を生成したりでき、結果を現在のカーソル位置に挿入することもできます。
修正内容とリリース
ONLYOFFICE 10.0には1,000件を超えるバグ修正が含まれ、35件の脆弱性も修正されました。
デスクトップ版のリリースは2026年10月13日付で公開されました。ONLYOFFICE DesktopEditorsのバージョン10.0.0として配布されています。









