
OpenAIは新たな資金調達ラウンドで、現時点までに110億ドル(約1兆7,000億円)を集め、評価額は1兆2,500億ドル(約200兆円)となりました。ラウンドはまだ完了しておらず、今後数週間で総額が約200億ドル(約3兆2,000億円)に達する可能性があります。9月に報じられた300億ドル(約4兆7,000億円)の調達目標を下回る規模です。
調達額は目標を下回る水準に
残る出資が加われば、ラウンドの総額は約200億ドル(約3兆2,000億円)となる見通しです。
9月には、OpenAIが新たなラウンドで300億ドル(約4兆7,000億円)を調達する計画が報じられていました。現在の見込み総額はその目標より約100億ドル(約1兆6,000億円)少なく、調達規模は計画段階から変わっています。
評価額も1兆2,500億ドル(約200兆円)となり、9月に報じられた1兆4,000億ドル(約220兆円)を下回ります。ラウンド完了前に、調達額と評価額の見通しがともに見直されました。
過去の資金調達報道との違い
9月時点では、300億ドル(約4兆7,000億円)以上の調達と投資前評価額1兆4,000億ドル(約220兆円)が報じられていました。当時は交渉の初期段階で、条件が変わる可能性も伝えられていました。
同じ報道では、2026年8月時点の年換算売上高は約400億ドル(約6兆3,000億円)とされていました。当時の1兆4,000億ドル(約220兆円)の評価額と単純に比べると、売上高の約35倍に相当します。この倍率は当時の数字に基づく比較です。
OpenAIは3月に前回の資金調達ラウンドを完了し、出資コミットメントは1,220億ドル(約19兆円)、投資後評価額は8,520億ドル(約130兆円)とされました。今回の1兆2,500億ドル(約200兆円)は、前回ラウンドの投資後評価額を上回ります。前回と今回では、報じられた調達条件が異なります。
出資額と既存株主の持ち分
資金調達で会社に入る新規資金の額と、投資家が得る株式の割合は別の数字です。9月時点の計画として報じられた投資前評価額1兆4,000億ドル(約220兆円)と調達額300億ドル(約4兆7,000億円)を使うと、新規投資家の持ち分は約2.1%と試算されていました。
この試算は今回報じられた条件ではなく、9月の調達計画を前提にしています。今回の総調達額は約200億ドル(約3兆2,000億円)となる可能性があります。
既存株主の持ち分への影響を具体的に見るには、実際に発行される株式数や出資条件が関わります。前回ラウンドの出資者としてソフトバンク、アマゾン、エヌビディアが挙げられていました。
上場時期の見通しと競合の評価額
OpenAIは当初、2026年中の上場を示唆していましたが、計画を延期し、2027年中の上場が見込まれています。追加資金の調達は、上場前の資金確保をめぐる動きの中で進んでいます。
同じ時期、競合するAnthropicについて、潜在的な株式購入者の一部は評価額を1兆1,000億ドル(約170兆円)程度と見ていました。一方、約1カ月前には投資家が2兆ドル(約320兆円)を想定していたと報じられました。










