Wren the Vessel Watch Limited Edition Release Info Craig Karger Max Resnick
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両面に曲面を設けたサファイア風防

Wrenは、ステンレススチール製の新作腕時計「The Vessel」を発表しました。文字盤の見え方を考慮し、外側と内側の両面に曲面状のファセットを設けたサファイア風防を採用しています。価格は文字盤によって2,900ドルまたは3,400ドルで、各仕様150本、計300本の限定生産です。

ケースはクッション形状で、直径39mm、厚さ10.6mmです。Wrenによると、風防の内側は外側の形状に合わせて加工されています。外面だけにファセットを付けた場合に生じる文字盤の歪みを抑える狙いがあります。

開発には約2年を要しました。初期の試作では100個のうち使用可能な風防は5個にとどまり、その後、特殊なサファイア加工に対応するメーカーと協力しました。外部デザイナーのMax Resnickとの協業は、Wrenにとって初めてでした。

文字盤とブレスレットの仕様

文字盤は、スチール製のサンレイ仕上げと隕石を使った仕様の2種類です。どちらも秒針とムーブメントのローターにアクアカラーを取り入れ、Wrenの初作「Diver One Aqua」を想起させる配色にしています。

ブレスレットには、Wren独自のクイックリリース機構を備えています。長さを微調整する仕組みは留め具ではなく、リンク部分に組み込まれています。ケースとブレスレットを一体的に見せるスポーツウオッチとして設計されました。

ムーブメントは自動巻きのSellita SW300-1で、毎時28,800振動、パワーリザーブは56時間です。裏側には機械が見えるオープンケースバックを採用し、防水性能は70mです。スチール文字盤モデルは2,900ドル、隕石文字盤モデルは3,400ドルで、配送は2027年第1四半期の予定です。

SW300-1の厚さと駆動時間

The Vesselに搭載されるSW300-1は、Sellitaの自動巻きムーブメントです。Rotate Watchesの比較によると、SW300の厚さは3.6mm、SW200は4.6mmで、SW300の方が1mm薄い仕様です。両者の直径は25.6mmで、振動数はいずれも毎時28,800回です。

同じ比較では、SW300のパワーリザーブは標準仕様で42時間、最適化した香箱を使う仕様で56時間です。ムーブメントの厚さとケース全体の厚さは別の寸法で、The Vesselのケース厚は10.6mmです。

70m防水とダイバーズ規格

The Vesselの公称防水性能は70mです。この数値だけでダイバーズウオッチ規格への適合を意味するものではありません。ISO 6425はダイバーズウオッチの規格で、シチズンは視認性、耐磁性、耐熱衝撃性、耐塩水性、耐衝撃性、防水性などを要求事項として挙げています。同社は、裏ぶたに「DIVER’S WATCH 200m」などの表記がある時計は、ISO 6425への適合を示すと説明しています。

JIS B 7023は、時間管理を必要とする潜水に用いる時計の種類と性能を定めており、素潜り用の時計には適用しません。同規格は潜水時計を水深等級で分類しています。空気潜水向けの1種は100m、150m、200m、混合ガス潜水向けの2種は200m以上を対象とします。規格上の潜水時計は、水深100m以深の潜水に耐え、時間管理の仕組みを持つ時計と定義されています。