グレートバリアリーフ、低密度のオニヒトデがサンゴの多様性を支える可能性

オニヒトデはサンゴを食べ、大量発生時には広い範囲に被害を与えます。一方、グレートバリアリーフの保護区で行われた調査では、観察した捕食の約75%で生きたサンゴの組織が残っていました。
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オニヒトデはサンゴを食べ、大量発生時には広い範囲に被害を与えます。一方、グレートバリアリーフの保護区で行われた調査では、観察した捕食の約75%で生きたサンゴの組織が残っていました。

メキシコ湾の深海域では、2010年のDeepwater Horizon事故後、魚類や甲殻類、頭足類の個体数が大きく減り、その状態が10年以上続いています。2011年から2015年までの約3年半に、分類群によって個体数は60〜85%減少しました。研究チームは、地球最大の生態系タイプで報告された動物相の減少のうち、最も速く深刻な例だと位置づけています。

小笠原諸島に生息するカメムシの仲間「Omoplax desecta」は、ゲノム全体にわたるDNA解析などから2種に分かれることが分かり、母島群の個体は新種「Omoplax sandoru」として記載されました。52個体の解析で島群ごとの遺伝的な違いが見つかり、雄の交尾器にも形態差が確認されています。

東部熱帯太平洋のコスタリカ沖で、金色の樹木のような姿をした八放サンゴ「Laurinque elenya」が確認されました。既知のサンゴ科に分類できない特徴を持ち、新たな科「Laurinqueidae」が設立されました。このサンゴは酸素濃度が極めて低い海域で群落をつくり、海底の生物に立体的な生息場所を提供しています。
世界のマングローブ面積は1985年から2025年にかけて約477平方キロメートル増え、長く続いた減少傾向から転じました。ただし、国や地域によって増減は分かれています。増加幅は40年間で0.3%で、各地の損失を含めた世界全体の純増です。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の環境・持続可能性研究所は10月8日、森林の音を使って生物多様性を調べる研究者、ズザナ・ブジヴァロヴァ氏に「プリツカー新進環境リーダー賞」を授与しました。ブジヴァロヴァ氏は2026年の受賞者で、同賞は今回で10回目となります。

スペイン南部カディス県のエル・ルエド風力発電所で風車の翼1枚を黒く塗ったところ、塗装した風車の鳥の年間死亡率は、白い翼の風車と比べて約74%低くなりました。風車の回転翼を鳥が認識しにくくなる問題に対し、翼の色を変える方法を長期間の現地調査で検証しました。
タイのチェンマイ大学とカセサート大学の研究チームは、タイ北部の庭や野生の花から、アウレオバシディウム属の菌類16新種を発見しました。 既知の5種も見つかり、そのうち4種はタイで初の記録です。 外見のよく似た菌を区別するため、研究チームは5つの遺伝子領域のDNA解析に、顕微鏡観察や生育試験を組み合わせました。

アオウミガメは2025年、国際自然保護連合(IUCN)の評価で、世界全体の絶滅リスクが「絶滅危惧」から「低懸念」へ変わりました。一方、野生動物の追跡個体群を対象にした別の指標では、1970年から2022年までに平均73%の減少が報告されています。二つの評価は対象も意味も異なり、アオウミガメの回復と生物多様性全体の減少が同時に起きています。

インドネシアで続く森林火災が、絶滅危惧種のボルネオオランウータンの生息地を脅かしています。火災は主要な生息地を含む森林や保護区にも広がっており、救助活動に加えて、泥炭地の再湿潤化や地域住民による予防活動の継続が求められています。