
アドテックがmibotの優先サプライヤーに
アドテックとKGモーターズは、1人乗り超小型EV「mibot(ミボット)」の量産化に向け、業務提携の基本合意書を締結しました。アドテックは優先サプライヤーおよびソリューションパートナーとなり、車載制御基板やメモリ、ストレージ、クラウド基盤向け機器を供給します。
連携内容には、車両データの収集・解析を支える機器の供給も含まれます。両社は、mibotの量産体制と車両性能の継続的な向上を目指します。
アドテックは、IoT機器や電子基板の受託開発、産業用メモリ・ストレージの提供などを手がけています。親会社のAKIBAホールディングスは2026年9月1日にKGモーターズへ資本参加しており、今回の提携はその後に合意されました。
1人乗りで、航続距離は100km
mibotの乗車定員は1名で、最高速度は時速60km、航続距離は100kmです。航続距離は時速30kmでの定地走行テスト値です。

車体は全長2,485mm、全幅1,140mm、全高1,470mmで、最大積載量は45kgです。最小回転半径は3.5m、登坂性能は23%勾配です。
充電はJ1772規格の普通充電に対応し、100Vでは満充電まで11.5時間、200Vでは3時間です。冷暖房とシートヒーターを備え、急速充電には対応しません。
ミニカーのEV-eCoとは車両区分が異なる
EV-eCoは、道路交通法上は普通自動車、道路運送車両法上は第一種原動機付自転車として扱われる「ミニカー」です。運転には普通自動車免許が必要で、一般道の最高速度は時速60km、高速道路は走行できません。

EV-eCoの定員は1名、航続距離は40kmで、全長2,400mm、全幅1,125mmです。車両価格は64万9,000円です。
mibotも1人乗りで最高速度は時速60kmですが、航続距離は100kmです。EV-eCoの車両区分や価格はmibotには当てはまりません。

個人利用に加え、量産と車載システムの整備へ
mibotは個人の買い物や通勤のほか、役所や企業での短距離利用が想定されています。KGモーターズの楠一成CEOは、実使用データをもとに改善を重ねたいと述べています。
開発初期からミツバが協力しており、mibotには登坂・加速性能を高めた同社製の駆動モーターが使われています。ミツバは2026年5月にKGモーターズへ出資しました。
アドテックは今後、mibotのソフトウェア定義車両(SDV)基盤や車載制御システムに関する連携も進める方針です。将来のAI活用に向けたサーバーやエッジコンピューティング環境への機器供給も検討対象で、自動運転や移動サービスへの展開も視野に入っています。











