財布になじむカード型トラッカー
Statikの「SmartCard Incognito」は、クレジットカードのような外観のカード型トラッカーです。Appleの「探す」とGoogleの「Find Hub」に対応し、満充電で最大11カ月使えます。
表面には偽のICチップや「Atlas Card」の表記、有効期限があり、裏面には磁気ストライプを模した意匠があります。位置表示やワイヤレス充電のアイコン、一般的なカードより少し厚い点から、追跡機能を備えていることが分かります。
厚さは1.8ミリで、Qi規格のワイヤレス充電器で充電します。水への耐性はIPX8です。Appleの「探す」またはAndroidの「Find Hub」から位置を確認でき、近くにある場合は音を鳴らして探せます。
位置を知らせるFind Hubの仕組み
Find Hubは、周囲のAndroid端末がBluetoothで近くのトラッカーを検知し、その位置情報をネットワークへ送る仕組みです。カード自体が位置を特定するのではなく、参加端末が検知した場所を手掛かりに、持ち主が紛失物を探します。
Find Hubネットワークでは、位置情報をエンドツーエンド暗号化します。復号できるのはトラッカーの所有者と、Find Hubで共有を許可された人です。Googleは位置情報を復号して閲覧できないとしています。
Android端末に画面ロックを設定すると、ネットワーク経由でトラッカーを探す機能を利用できます。ネットワークへの参加は設定で変更でき、混雑した場所だけで位置情報を集約する設定や、ネットワークをオフにする選択肢もあります。
Chipolo CARDとの違い
Appleの「探す」とGoogleの「Find Hub」に対応するカード型製品には、Chipoloの「CARD」もあります。どちらもQi充電式で、対応するネットワークのアプリから紛失物を探せます。
Chipolo CARDの電池寿命は1回の充電で最大1年とされ、SmartCard Incognitoの最大11カ月より長い仕様です。ChipoloはAppleの「探す」かFind Hubのどちらか一方のネットワークで使い、同時には利用できません。
Chipolo CARDは防塵・防水性能がIP67で、最大1メートルの淡水に30分間浸せる仕様です。SmartCard IncognitoはIPX8の防水性能を掲げており、IP67とは保護性能の区分が異なります。
財布に入れて使う際の特徴
Android Authorityのジョー・マリング氏は、SmartCard Incognitoを数週間財布に入れて試し、普段のカードに紛れる外観を評価しました。カードを見失ったときに備えて持ち歩いているものの、試用中に財布を探す必要はなかったと述べています。
近くにあるカードは音を鳴らして探せます。位置情報を使った探索には、iPhoneならAppleの「探す」、AndroidならFind Hubを使います。
充電器は製品に付属せず、Qi充電器を別途用意する必要があります。SmartCard IncognitoはMagSafe対応をうたっていませんが、マリング氏は磁石式の充電スタンドで充電できたとしています。








