
サンワサプライは、紙の書類や名刺を手でなぞって読み取るハンディスキャナ「400-SCN071」を発売しました。単3形乾電池で動き、スキャンデータを本体内のmicroSDカードに保存できるため、読み取り時にPCへ接続する必要がありません。

電池とmicroSDカードでPCなしのスキャンに対応
400-SCN071は単3形乾電池2本で動作し、最大32GBのmicroSDカードにデータを保存できます。書類や写真の上を本体でなぞってカラーで読み取る方式で、底面の4本のローラーが本体の移動を支えます。

スキャン後は付属のUSBケーブルでPCにつないでデータを確認できます。スマートフォンやタブレットとの接続にも対応し、保存形式はJPEGとPDFから選べます。
直販価格は1万2,800円です。発売日は10月20日で、本体サイズは約255×28×25mm、重量は約140gです。
解像度と読み取り速度を用途に応じて選択
読み取りセンサーにはCISを採用し、解像度は300、600、900dpiの3段階です。最大スキャンサイズは約216×356mmで、写真や書類などを原稿の大きさに合わせて読み取れます。
スキャン時間の目安は、300dpiで約4秒、600dpiで約7秒、900dpiで約12秒です。解像度は原稿の内容に応じて選べます。
dpiは画像の細かさを表す単位で、数値が高いほど細かく取り込めます。解像度が高いとファイルサイズも大きくなるため、用途に合わせた設定が必要です。同機は解像度を3段階から選択できます。
CISセンサーを使う小型スキャナの仕組み
CISは、赤・緑・青のLED光を原稿に当て、反射光をセンサーで読み取る方式です。LED、レンズ、センサーを一体化できるため、CCD方式に比べて読み取り部分を小型化しやすい方式です。
CCD方式はミラーや収束レンズを使う構造で、読み取り装置に一定の大きさが必要です。一方、CIS方式は省電力ですが、LEDの色を切り替えて読み取るため、CCDより時間がかかる場合があります。
一般的なCISモジュールは、センサーなどを近接させて一体化し、小型化しやすい構造です。読み取り面との距離が小さいため、原稿のしわや表面の傷などが画像に影響する場合があります。
スマートフォンのスキャン機能との違い
スマートフォンのスキャンアプリには、カメラで原稿を撮影し、書類の端を検出して切り抜いたり、傾きを補正したりする機能を備えたものがあります。Adobe Scanなどのアプリは、OCR(画像内の文字をテキスト化する機能)や編集機能を提供します。
400-SCN071はカメラ撮影ではなく、原稿の上を本体でなぞって画像を取り込みます。そのため、アプリの自動撮影・補正とは操作方法が異なり、スキャンデータはmicroSDカードに保存できます。
ポータブルスキャナは、利用者がページを手動で送り、同等のシートフィードスキャナより小型です。400-SCN071も利用者が本体を手で動かす製品ですが、ページを送り込む形式ではなく、本体を原稿上で滑らせて読み取ります。USB接続でPCへデータを移す方法に加え、対応するスマートフォンやタブレットにも接続できます。











