委託先が利用するクラウドでシステム障害
ジュンは、業務委託先が利用するクラウド基盤「IDCFクラウド」で、10月7日に第三者による不正アクセスが発生し、システム障害が起きたと発表しました。障害の影響範囲や復旧の見通しは、全容が判明した段階で改めて知らせるとしています。
ジュンは障害の発覚を受け、会員へのメール配信を緊急停止しました。調査の結果、影響を受けたクラウド基盤には顧客のメールアドレスの一部が保管されていたことが分かりました。
現時点でメールアドレスの流出は確認されていません。一方、ジュンは外部に流出した可能性も考えられるとして、調査を続けています。
メールアドレスの流出可能性と注意点
メールアドレスを使った悪用例として、差出人を他人のアドレスに見せかける「なりすましメール」があります。東邦大学の情報システム部門は、メールソフトの機能で送信元の「From」アドレスを書き換え、他人になりすましたメールを送れると説明しています。
こうしたメールでは、企業などを装って偽サイトへ誘導し、IDやパスワードなどを入力させるフィッシング詐欺が使われることがあります。
東邦大学は、メールの「From」と「Return-Path」という配送に使われたアドレスを比べ、異なる場合はなりすましの可能性が高いと説明しています。ただし、メーリングリストでは「Return-Path」に管理用アドレスが表示される場合もあるとしています。
IDCFクラウドの役割
IDCFクラウドは、IDCフロンティアが提供するパブリックIaaSです。IaaSは、仮想マシンやネットワークなどのIT基盤をクラウド経由で利用するサービスを指します。
同サービスでは、利用企業がCPUやメモリーを増減したり、サーバー構成を変更したりできます。仮想マシンにはストレージ用のボリュームがあり、追加データディスクはデータベースなど高い性能が必要な用途に適するとされています。
IDCフロンティアは、全地域・ゾーンでフラッシュストレージを採用すると案内しています。ジュンの発表では、このクラウド基盤に顧客のメールアドレスの一部が保管されていたとされています。
ジュンが案内する不審メールへの対応
ジュンは顧客に対し、同社を装った不審なメールなどに注意するよう呼びかけています。受信した場合は、本文中のURLや添付ファイルを開かないよう求めています。
不審なメールでは、リンク先の偽サイトで個人情報を入力させる手口や、添付ファイルを通じてウイルスに感染させる手口があります。








