ソニー、日本で最後の単体4K UHD Blu-rayプレーヤー「UBP-X700/K」を販売終了
出典: pur.store.sony.jp

UBP-X700/Kがソニーストアで入荷終了

ソニーは、日本で販売していた単体の4K UHD Blu-rayプレーヤー「UBP-X700/K」の出荷を終え、ソニーストアでも入荷終了としています。同社が日本で製造・販売していた最後の単体UHDプレーヤーがなくなり、同社製機器でUHD Blu-rayを再生するには、ディスクドライブ搭載のPlayStation 5(PS5)が必要です。

ソニーストアに掲載されたUBP-X700/Kの価格は58,300円(税込)です。製品ページでは入荷終了と表示されており、販売店の在庫も少なくなっています。

この販売終了は日本で確認された動きです。Kotakuは、ソニーが世界各地で同モデルの生産を終えるかどうかを公表していないと報じています。

PS5は再生できても専用機と機能が異なる

ディスクドライブを備えたPS5は4K Blu-rayを再生できますが、映画ディスクの再生では専用プレーヤーと対応機能が異なります。PS5はDolby Visionに対応せず、対応テレビでDolby Vision映像を再生できる専用機とはHDR機能に違いがあります。

Dolby Visionは、対応するテレビや再生機器、コンテンツなどがそろうと利用できるHDR映像方式です。Dolby Atmosは、音を上下を含む空間に配置する音声方式で、対応する再生機器に加えて、対応するAVレシーバーやスピーカーなどの環境が関わります。

PS5は映画ディスクのDolby Atmos音声を再生できます。ディスク再生中に音声出力をビットストリームに設定し、対応するテレビや音響機器へ出力する必要があります。GizmodoはPS5がDolby Atmosに対応しないと記していますが、音声は設定次第で再生できる一方、Dolby Visionには対応しません。

ソニーのディスク関連事業縮小が続く

ソニーは、2028年にPlayStation向けの物理ゲームディスク生産を終了する計画を発表しています。家庭用ゲーム機でディスクを扱う事業と、映画などの映像ディスクを再生する専用機の双方で、ソニーの製品展開が縮小しています。

テレビ事業でも、ソニーはTCLに製造拠点などを売却し、TCLがブラビア事業で経営権を持つ取引を進めています。

ソニー製の単体プレーヤーがなくなった後も、他社製品は流通しています。パナソニックの4K放送チューナー一体型機は日本限定で販売されており、12,000ドル(約190万円)の高価格帯モデルもあります。

ディスク再生環境は機器ごとに選ぶ

Dolby Atmosの家庭用再生では、対応コンテンツを再生する機器、Atmos対応AVレシーバーまたはプロセッサー、音を再現するスピーカーが必要です。Dolbyのガイドラインは、Blu-rayプレーヤーからAVレシーバーへHDMI接続し、音声をビットストリーム出力に設定する方法を示しています。Dolby Visionも、テレビだけでなく再生機器やコンテンツ、配信サービスを含め、各段階での対応が必要です。