
フォードは2027年型「ブロンコRTR」の価格を5万790ドルからに設定しました。これは2026年型ブロンコ・ラプターより約3万ドル低い価格帯です。RTRは砂地などでの走行を想定した装備を備え、ラプターとは異なるエンジンとサスペンションを採用します。標準仕様のほか、大きなタイヤや上位サスペンションを選べます。
ラプターとの価格差と仕様
フォードによると、RTRの開始価格は目的地までの輸送費を含まない5万790ドルです。オプションを加えても、輸送費などを除く価格は6万ドル未満になるとしています。輸送費込みの価格は、構成によって異なります。
比較対象の2026年型ラプターは、約8万1,000ドルからとされています。両車の開始価格には約3万ドルの差があります。ただし、異なるモデル年の価格で、装備も同一ではありません。
エンジンも異なります。RTRは2.3リッターターボの直列4気筒を搭載し、ラプターは3.0リッターのツインターボV6を使います。2.3リッターにはアンチラグシステムと冷却ファンの改良が加わりますが、出力値は報道間で食い違っています。
標準装備はHOSS 1.0
RTRの標準サスペンションは、車高を上げたHOSS 1.0です。33インチタイヤと、ビードロック対応の17インチホイールも標準装備します。フェンダーやロックレール、専用照明も外装に加わります。
HOSSは「High-Performance Off-Road Stability Suspension」の略で、ブロンコのサスペンション体系です。Bronco Nationが解説する2021〜2023年型の構成では、HOSS 1.0はHitachi製のツインチューブ式ショックと、1ゾーンの減衰を採用します。前輪側に190ミリの独立懸架用アクスル、後輪側に220ミリのソリッドアクスルを組み合わせる構成も紹介されています。
ショックアブソーバーは、路面の凹凸で動く車輪や車体の揺れを抑える部品です。Bronco Nationによると、ショックはタイヤを地面に接した状態に保ち、車両の制御に関わります。
HOSS 3.0を選ぶ場合
RTRには、SasquatchパッケージとRTRサスペンションを組み合わせる選択肢があります。選ぶと標準のHOSS 1.0に代わり、Fox製のHOSS 3.0内部バイパス式ダンパーと35インチタイヤが装着されます。フォード・レーシング製の大型モジュラーフロントバンパーも含まれます。
HOSS 3.0の構成はHOSS 1.0と異なります。Bronco Nationによると、同システムはFox製の2.5インチ内部バイパス式ショックを用い、リモートリザーバーとピギーバックリザーバーを備えます。減衰は5ゾーンで、前輪側のアクスルは210ミリです。
Bronco Nationは、HOSS 3.0の構成としてFord Performance製の強化ステアリングラックやアップグレードされたタイロッド、前後両方の車体に対応するリアスタビライザーバーを挙げています。RTRのオプションは35インチタイヤとHOSS 3.0を組み合わせるため、標準の33インチタイヤ仕様とは足回りの構成が異なります。
燃費の比較で分かる範囲
CarBuzzが掲載した2026年型ブロンコのEPA燃費では、2.3リッターエンジン搭載車のうち、オートマチック車は複数のトリムで合計20mpgとされています。同じ燃費データで、ラプターは合計15mpgです。EPA燃費は米国環境保護庁による燃料効率の推定値です。
この比較では、2.3リッター搭載車とラプターの合計燃費に5mpgの差があります。掲載値は2026年型の各仕様に関するもので、2027年型RTRのEPA燃費ではありません。
発注受付は2026年10月に始まり、最初の納車は2027年1月の予定です。








