
EICMA 2026で初公開
ホンダは2026年11月3日、イタリア・ミラノで開催中の「EICMA 2026」で、同社初のハイエンド電動アシストマウンテンバイク「Honda RN0」を世界初公開しました。ドイツのe-MTBメーカー、ROTWILD(ロットワイルド)との共同開発モデルです。
RN0は約24kgで、ホンダ独自のカーボンモノコックフレームとガルアーム式スイングアームを採用しています。ホンダは、二輪車開発で培った技術とROTWILDのマウンテンバイク開発の知見を取り入れたとしています。
EICMA 2026のプレスデーは11月3日から4日、一般公開は11月5日から8日までです。
フレームと足まわり
フレームは剛性を保ちながら、わずかにたわむ設計です。ホンダは、このしなりによって旋回時にタイヤが路面を追いやすくなると説明しています。
リアサスペンションには、シングルピボットのスイングアームとリンケージを組み合わせています。ペダリング中の不要なサスペンションの動きを抑えながら、路面からの衝撃に追従する構造です。
フロントにはストローク160mmのFOX製フォーク、リアには同社製ショックを装備します。ホイールは前輪が29インチ、後輪が27.5インチの「マレット」構成で、ブレーキにはシマノDEORE XTの4ピストンディスクブレーキを採用しています。
100Nmのドライブユニットと自動制御
電動アシストには新型のシマノ製ドライブユニットを搭載します。ユニット重量は2.3kgで、最大トルクは100Nm、最高出力は750W、バッテリー容量は720Whです。
「AUTO ASSIST」は、路面の勾配とライダーがペダルを踏む力に応じてアシスト量を調整します。また、ペダリングを一時的に止めた際も駆動力を滑らかに保つ「アシストキャリーオーバー」機能を備えています。
「AUTO SHIFT」は走行中に自動で変速する機能です。シマノによると、システムはセンサーでペダル回転数、トルク、速度を測定し、その時点に合ったギアを選びます。速度やペダル回転数が落ちてトルクが増すと軽いギアへ、ペダリングを始めて速度が上がると重いギアへ切り替わります。自動変速中も、ライダーは任意のタイミングで手動変速できます。
表示機能とホンダの自転車開発
トップチューブには2.2インチのフルカラーディスプレイを内蔵し、速度、航続距離、アシストモードなどを表示します。USB-Cポートからデバイスを充電でき、シマノのアプリを通じてドライブユニットの設定や車両電子システムのロック・解除も行えます。
フレームサイズはS、M、Lの3種類で、カラーはパール ムーン アッシュ グレーとマット バリスティック ブラック メタリックを組み合わせた2トーンです。
ホンダは2000年代にもマウンテンバイクの研究開発に取り組み、競技専用車「RN01」で2005年のUCIマウンテンバイク・ダウンヒルワールドカップのシリーズ総合優勝を果たしました。RN0の名称には「Ride Natural」と「Reach New Peaks」の意味が込められています。









