Renault E-Space Concept
出典: cdn.motor1.com

初代エスパスを電動コンセプトとして再構成

ルノーは、初代エスパスを現代の電動ミニバンとして再解釈した「E-Space Concept」を公開しました。全長は4,700mmで、1984年に登場した初代の意匠を取り入れています。

車体前面には、初代の角張った顔つきを思わせる幅広いU字形のライトを配置しました。フロントガラス脇の三角窓や、屋根を回り込むようなリアのピラーも特徴です。

ルノーはこの車を市販車ではなくコンセプトカーと位置づけ、「可能性のある未来」を探るモデルとしています。ルノーは量産化の可否を公表しておらず、室内や技術仕様の詳細はパリ・モーターショーで10月12日に披露する予定です。

ガラス面とデジタル機器を使った外観

E-Space Conceptは、車体側面から屋根にかけて広いガラス面を持ちます。初代エスパスの三角窓を思わせる傾斜した窓や、車体から少し浮いて見えるように設計されたリアのピラーが、過去のモデルとの共通点です。

従来型のドアミラーに代えてデジタルカメラを採用し、車輪には薄いタイヤを組み合わせています。ドアハンドルは外から見えないデザインです。

Renault E-Space Concept
出典: cdn.motor1.com

初代エスパスには最大7人が乗れ、後席を取り外したり、前席を回転させたりできる仕組みがありました。こうした機能が新型コンセプトに引き継がれるかは公表されていません。

電動プラットフォームと室内空間

E-Space Conceptは電動車として構想されています。電気自動車では、バッテリーを床下に置く構成や、車内を横切るフロアトンネルがない設計によって、床面や足元の空間を広く取れる場合があります。

日産が説明するEV専用プラットフォームでは、薄型バッテリーを床と一体化し、凹凸の少ないフロアを実現します。また、トンネルのない床と、前席側まで広がる足元空間を特徴に挙げています。

1984 Renault Espace
出典: cdn.motor1.com

フラットな床をミニバンに用いる設計では、乗員の足元や座席の配置を考えるうえで、床下の電池と車内空間の使い方が関係します。

市販EVミニバンに見られる座席構成

フォルクスワーゲンのID. Buzzは、電動ミニバンの市販例です。日本仕様には6人乗りまたは7人乗りがあり、乗る人数や荷物に応じてシートをアレンジできると同社は説明しています。

ID. Buzzは3列の座席を備え、足元や頭上にゆとりを持たせた室内を特徴としています。大容量バッテリーを床下に配置し、低重心の構成としていることも公表しています。