
Android版を先行提供、iOS版は後日
楽天ウォレットは10月14日、暗号資産の現物取引と証拠金取引のアプリを統合した新アプリ「楽天ウォレット」の提供を始めました。Android版が先行し、iOS版は後日提供する予定です。旧アプリは2027年初頭を目途に終了する予定です。
新アプリでは、現物取引と証拠金取引を一つのアプリに集約し、資産状況をまとめて管理できます。これまで別々だった取引機能を同じアプリから利用できます。
ログインにはパスキー認証が必須です。楽天ウォレットは、楽天グループのセキュリティ技術を基盤とするパスキーを採用し、アカウント認証を強化するとしています。
パスキーは端末で認証してログイン
パスキーは、FIDO標準に基づく認証情報です。利用者は端末のロック解除に使う生体認証やPINなどでログインを承認し、ユーザー名やパスワードを入力せずにサインインできます。
認証では、端末に保存された秘密鍵で署名を作り、サービス側が公開鍵を使って検証します。パスワードと異なり、認証に使う秘密をサービスのサーバーと共有しない仕組みです。
パスキーは、偽サイトに認証情報を入力させるフィッシングへの耐性を備えます。サービスごとに認証情報を再利用しない設計で、パスワードの窃取や使い回しを狙う攻撃を抑えます。
AI案内やポイント併用にも対応
新アプリには、専門用語や操作方法について対話形式で答える「AIコンシェルジュ」を搭載します。楽天ウォレットのシニアアナリスト、松田康生氏の知見を学習させた機能です。
購入時には、通常の楽天ポイントと日本円を組み合わせて暗号資産を購入できます。ポイントを使った購入は少額から利用できます。
価格変動に関する通知機能も追加されました。重要な価格変動を知らせます。
現物取引と証拠金取引は仕組みが異なる
現物取引は暗号資産そのものを売買する取引です。一方、証拠金を預けて行うレバレッジ取引では、暗号資産の現物を受け渡さず、売買価格の差額で決済する方式があります。
証拠金取引では、預けた証拠金より大きな金額を取引できますが、相場が不利に動けば証拠金を上回る損失が生じる場合があります。暗号資産は価格変動によって損失が生じる可能性もあります。
楽天ウォレットは旧アプリの提供を2027年初頭を目途に終了する予定で、証拠金取引Webはリニューアル後も利用できるとしています。







