
米空軍の退役軍人デビッド・アラデジョビさん(38)は、Apple Watchから睡眠時無呼吸の可能性を知らせる通知を受け、医師に相談しました。検査につながり、睡眠時無呼吸症候群と診断されて治療機器の処方を受けています。
通知をきっかけに医師へ相談
アラデジョビさんは当初、通知を深刻に受け止めませんでした。その後、自分のいびきを思い返し、通知画面のスクリーンショットを医師に送りました。
診察時には頭痛もあり、医師は睡眠との関連を考えました。診断後、アラデジョビさんは睡眠検査室を紹介され、夜間の呼吸を支えるCPAP(持続陽圧呼吸療法)装置を処方されました。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸の停止や乱れが繰り返される状態です。いびきや起床時の頭痛、日中の強い眠気などがみられることがあり、睡眠が分断される場合もあります。
睡眠中の呼吸の乱れを30日間評価
Apple Watchの通知機能は、睡眠中に加速度センサーで呼吸に伴う動きを捉え、呼吸の乱れを評価します。30日間の記録で乱れが継続して多い場合、睡眠時無呼吸の兆候を知らせます。
利用には、睡眠記録を設定した対応機種を着けて眠る必要があります。Appleは、30日間のうち少なくとも10夜の装着を条件としています。
通知の対象は、18歳以上で睡眠時無呼吸症候群と診断されたことがない人です。機能は診断や治療を目的としておらず、通知を受けた場合は医師への相談が案内されています。
通知と診断検査は役割が異なる
腕時計は加速度センサーの記録から呼吸の乱れを推定し、一定期間の傾向を知らせます。一方、睡眠検査室では睡眠中の呼吸や心拍などを計測し、医師が診断に用いる情報を評価します。
睡眠時無呼吸症候群には、気道が狭くなることに関係する閉塞性と、呼吸を調整する仕組みに関係する中枢性があります。一晩の呼吸には両方の特徴が混在する場合もあります。
睡眠中に呼吸が乱れると、酸素不足や覚醒を伴うことがあり、日中の眠気や疲労感につながる場合があります。睡眠時無呼吸症候群は高血圧などの健康上の問題とも関連します。
通知後は医療機関で相談
Appleは、通知が届いた人に医師への相談を勧めています。iPhoneのヘルスケアアプリでは呼吸の乱れを確認でき、通知を受けた場合は詳細なレポートを医療従事者と共有できます。









