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カンナビノール(CBN)を繰り返し与えたマウスで、薬への耐性と投与中止後の反応が確認されました。人への影響はまだ明らかになっていません。日本では2026年6月から、CBNを含む製品の製造や販売などが原則禁止されています。

3日間の投与で耐性と離脱反応

コネチカット大学の研究では、マウスにCBNを1日2回、3日間続けて投与しました。研究成果は2026年11月号の学術誌「Drug and Alcohol Dependence」に掲載されました。

投与を重ねるにつれてマウスの反応が弱まり、研究者らはCBNへの耐性が生じたと判断しました。投与を中止すると、頭をぴくつかせたり、前足をばたつかせたりする反応も見られました。

別の実験では、THCの作用を識別するよう訓練されたマウスが、CBNにもTHCと似た反応を示しました。研究では、マウスにおける両成分の主観的な作用に、重なる部分がある可能性が示されました。

THCと重なる作用の可能性

CBNは、テトラヒドロカンナビノール(THC)やカンナビジオール(CBD)と同じく、大麻に含まれる成分です。一般にTHCより精神作用が弱いとされていますが、研究ではCBNがTHCと一部共通する生物学的経路に作用しました。

研究チームは、CBNがTHCへの依存に関わる受容体系の一部にも作用すると説明しています。マウスで見られた耐性や離脱反応を受け、CBNの反復使用に伴うリスクを調べる必要性が挙げられています。

抗炎症作用と免疫への影響

研究では、CBNに抗炎症作用があり、精神作用を示さない低用量でも作用が確認されました。

細菌への感染を想定した実験では、CBNによってマウスの防御反応が弱まり、感染が起きやすくなる可能性が示されました。

研究を主導した研究者らは、CBNの治療への利用可能性を残しつつ、用量や長期的な影響をさらに調べる必要性を挙げています。

日本ではCBN含有製品を原則禁止

日本では2026年6月1日から、CBNは指定薬物となり、CBNを含む製品の製造、輸入、販売、所持、使用などが原則禁止されています。

例外は、他に代替できる治療法がない難治性の疾患や障害と診断され、CBN製品を使う必要があると認められた患者です。使用には厚生労働省への書類提出と確認書の交付が必要です。

販売などを行う事業者には、営業所ごとの誓約書の提出や在庫報告、製品ごとの帳簿作成も求められます。患者向けの例外手続きがあっても、一般向けのCBN製品の販売や広告は認められません。