Google、GmailやGoogleフォトの情報を広告のパーソナライズに利用する可能性
出典: blog.google

Gmailや写真をAI機能につなぐと広告にも使われる可能性

Googleはプライバシーポリシーを更新し、Gmail、Googleフォト、Google Driveのデータを、広告のパーソナライズに対応する別のGoogleサービスへ利用者が共有した場合、そのデータを基に広告を表示する可能性を明記しました。SearchのPersonal Intelligenceなどにこれらのアプリを接続している利用者は、AIの応答やおすすめの個人化に使う情報が、広告にも結び付く場合があります。

Personal Intelligenceは、GmailやGoogleフォトの情報をSearchのAI Modeに接続し、利用者の状況に沿った応答を作る機能です。Googleは2026年1月、Google AI ProとAI Ultraの利用者が任意で接続できる機能として案内し、旅行予約や写真の内容を踏まえた提案などを例に挙げました。

接続は任意で、アプリごとに管理できます。AI機能の個人化のためにデータを共有すると、広告利用に関するポリシー上の例外も適用される場合があります。

広告に使われる情報と保護される情報

Googleは、SearchやGemini Appsなどが、利用者の許可を得てGoogleフォト、Gmail、Driveのデータにアクセスし、コンテンツや広告を個人化する場合があるとしています。広告の表示には、利用者の設定に応じて、関心や利用状況、Googleサービス上の個人化されたコンテンツが使われます。

広告主にDrive、Gmail、Googleフォトの情報そのものや、氏名・メールアドレスなど利用者を直接特定する情報が渡るわけではありません。Googleは、宗教、性的指向、健康などのセンシティブなカテゴリに基づくパーソナライズ広告も表示しないとしています。

データを広告主に渡さないことと、データを広告の選定に使わないことは別です。たとえば、Searchでの検索内容に応じて、YouTubeに関連商品の広告が表示される場合があります。

Searchでは接続アプリと個人化設定を管理

SearchのPersonal Intelligenceは、過去の検索や保存されたアクティビティも参照し、好みに沿った提案を行います。対象は、履歴とパーソナライズされたおすすめを有効にした18歳以上の利用者です。

GmailやGoogleフォトなどのコンテンツアプリは、Searchサービスに接続したり、切断したりできます。Searchサービスには、AI ModeやDiscoverのほか、Maps、Shopping、Flights、Hotels、Translate、Newsが含まれます。接続に同意すると、対象サービス全体からデータへアクセスできる設定です。

AIによる検索の個人化を続けながらGmailや写真だけを外すには、Searchサービスのパーソナライズ設定で接続するコンテンツアプリを変更します。パーソナライズされたおすすめ自体を無効にする設定もありますが、アプリ単位の接続管理とは異なります。

GeminiではConnected Appsから個別に切断

Geminiでは、Personal Intelligenceの「Connected Apps」設定から接続するアプリを管理できます。Google WorkspaceにはGmailやDrive、Calendarなどが含まれ、Googleフォトは利用資格に応じて接続できます。

パソコンではGeminiの設定からPersonal Intelligence、Connected Appsの順に開くと、GoogleフォトやGoogle Workspaceなどを個別にオン・オフできます。接続を切っても、Geminiのチャット内に過去の情報が残っている場合、その情報が引き続き使われる可能性があります。

特定のチャットだけで個人化を止める設定もありますが、アプリの接続解除とは別です。チャット単位でPersonal Intelligenceをオフにしても、その会話の前のやり取りは文脈として残り、新しいチャットでは個人化が既定で有効になります。