Instagram
出典: instagram.com

Instagramは、最長90分の動画を投稿できる新形式「Features」のテストをブラジルで始めました。短尺動画のReelsと長尺動画を同じサービス内で連携させ、モバイルアプリとInstagram TVアプリの双方で扱う計画です。米国の一部クリエイターにもテストを広げる予定です。

最長90分の動画と短尺動画を連携

「Features」は、クリエイターが最長90分の長尺動画を投稿できる形式です。InstagramはReelsを主要な形式として維持しながら、より長いコンテンツも提供する方針を示しています。

連携機能としてテストされている「Clips as Reels」では、長尺動画の一部をReelsとして公開し、その短い動画から全編へリンクできます。短い動画を入口に、視聴者は同じプラットフォーム内で長尺動画へ移れます。

再生先にはモバイルアプリに加え、Instagram TVアプリも含まれます。Instagramのプロダクト担当副社長テッサ・ライオンズ氏は、Reelsを中核に置きつつ、好きなクリエイターの内容をより深く見たい場合にもInstagramで視聴できるようにしたいと述べました。

ブラジルで試験、米国の一部にも拡大

「Features」と「Clips as Reels」は現在ブラジルで試験中で、今後、米国の一部クリエイターにも対象を広げる予定です。Instagramは一般提供の日程を公表していません。

Instagram責任者のアダム・モッセーリ氏は、短尺と長尺を相互に補完させ、モバイルアプリとテレビ向けアプリの両方で支援する取り組みだと説明しました。同氏は長期的に取り組む考えも示しています。

IGTVからReelsを経て長尺へ

Instagramは2018年6月にIGTVを導入し、長尺動画を発見して視聴する場として、YouTubeに相当するモバイル向けサービスを目指しました。しかし、長尺形式は広く定着しませんでした。

2021年には、IGTV専用だった動画形式をなくし、メインフィードに最長60分の動画を投稿できるようにしました。InstagramはIGTVアプリをInstagram TVアプリに改称し、動画を見に行く場として残す方針を示しました。

その後、Instagramは短尺動画Reelsに注力しました。Reelsは2020年8月に始まり、アプリの主要なナビゲーションに置かれ、広告の販売やFacebookニュースフィードへの共有も進みました。

YouTube Shortsとの導線の違い

YouTube Shortsには、短い動画から同じ話題の長尺動画へリンクする「関連動画」機能があります。Instagramの「Clips as Reels」もクリップから全編へつなぎますが、今回のテストではInstagram上の長尺動画をリンク先にする仕組みです。

YouTube Shortsはスワイプ式フィードで視聴者に短い動画を届け、長尺動画は視聴者が目的を持って見る形式として扱われています。Shortsの関連動画機能は、短い動画から詳しい内容へ視聴者を誘導します。

Instagramのテストでは、短いReelsから「Features」の全編に移れるほか、Instagram TVアプリでの再生も想定されています。