OpenShot 3.5.1 main window, files selected, and displaying the new Optimize->Optimize Video context menu.
出典: openshot.org

OpenShot 4.1が公開され、動画プレビュー用の自動最適化、プレビュー画面でのテキスト編集、コマンドラインからの動画制作に対応しました。Linux ARM64向けビルドも加わりました。

Typing "OpenShot 4.1" directly on the video preview over a forest scene, with the floating style bar above for font, size, bold, italic, color, and alignment.
出典: openshot.org

プレビュー用コピーで重い動画を扱いやすく

Auto-Optimizeは、負荷の大きい動画から編集向けの小さく軽いコピーを作り、プレビューを素早く表示する機能です。書き出しには元の高画質ファイルを使うため、編集時の再生負荷を抑えながら最終出力の品質を保てます。

OpenShotで動画を最適化すると、元動画よりデコードしやすいコピーを編集に使います。このコピーにより、再生だけでなく、タイムライン上でのスクラブやトリミング、プレビューへの応答も軽くなります。最終書き出しでは元のファイルを使い、最適化コピーには置き換えません。

この方式はプロキシ編集とも呼ばれ、OpenShotでは操作を分かりやすくするため「Optimize」と呼んでいます。高解像度の動画や画面録画など、プレビューが滑らかに動かない素材での利用が案内されています。4.1では最適化を自動で行い、4K以上の素材を含む編集でプレビューを速くします。

プレビュー画面で文字を直接編集

4.1では、動画のプレビュー画面上で文字を追加し、スタイルを整えられるようになりました。これまで外部の編集ソフトが必要だったテキスト作成を、動画編集画面内で行えます。

テキスト編集に加えて、テキストクリップの操作やプレビューの応答性も改善されました。クリップの変形やテキストのドラッグへの応答も向上しています。テキストスタイルの操作画面や、複数のテキストを編集する機能も更新されました。

新しいテキストクリップの初期内容はローカライズされ、スタイル操作の翻訳も25言語で更新されました。

CLIから動画制作を自動化

コマンドラインインターフェース(CLI)を使って、動画の作成、編集、アニメーション、書き出しを実行できます。スクリプトやClaude Code、CodexなどのAIエージェントから操作でき、画面を使わずに処理したり、作業を人の編集画面に引き継いだりできます。

CLIでの編集時には、サムネイルの列、波形データ、タイムラインのプレビューを参照できます。自動処理だけで完結させるほか、編集内容を画面で引き継ぐ使い方もできます。

CLIでは、クリップにモーション、見た目、速度、繰り返し、波形の各プリセットを適用できます。書き出し前に形式やコーデックの設定を確認し、進行状況や結果を把握しやすくする改善も加わりました。CLIから書き出し設定を検証する機能も更新されました。

ARM64対応と編集操作の改善

Linux向けにはARM64ビルドが追加され、x86_64版に加えて、デイリーPPAとEdge Snapチャンネルから入手できます。4.1はlibopenshot 1.1.0以降を必要とします。

キーボード操作では、移動、選択、トリミング、編集のショートカットが改善され、マーカー移動やキーフレーム操作も強化されました。プレビューとタイムラインでは、変形への応答、サムネイルや波形、再生とシークが改善されました。

そのほか、安全なプロジェクト保存や録画の修正、FFmpeg 7.1のパッケージング、25言語のインターフェース更新が含まれます。OpenShot 4.1は2026年10月31日に公開されました。