
Goliath事故の前にも各地でトラブル
米ジョージア州のSix Flags Over Georgiaで、ジェットコースター「Goliath」から男性が転落して死亡し、複数の乗客もけがをしました。事故を受け、Six Flagsは複数の遊園地で少なくとも10のアトラクションを一時閉鎖しました。
事故前の5年間にも、3州にある同社の12を超える遊園地で、車両の脱線や安全バーの不具合、乗客の負傷が記録されていました。 報告されたけがには、関節の脱臼や脳震とうが含まれます。
カリフォルニア州では、医療機関で通常の応急処置を超える治療が必要な事故について報告を求める州法に基づき、2021年以降、約300件の事故が報告されました。 ニュージャージー州の遊園地では2024年に車両の脱線があり、ログライドでは別々の機会に7回の避難が行われました。
過去の事故と閉鎖措置
ニュージャージー州では、2022年8月に「El Toro」の揺れで十数人を超える乗客が負傷し、その後、州が構造上の問題を認定して長期間運休させました。 同アトラクションをめぐっては訴訟も起きています。
テキサス州では、ウォーターパークの乗り物で浮き輪から利用者が投げ出される事故や、ほかの乗り物に関係するけがが報告されました。 事故の種類や負傷の内容は施設や州によって異なっています。
カリフォルニア州のSix Flags Magic Mountainでは、脳の手術を受けた女性2人の乗客が出た「X2」が、事故の翌月に永久閉鎖されました。 7月の乗車後に脳損傷を訴えた人は、ほかに100人を超えました。
州で異なる遊園地の監督
米国では、連邦消費者製品安全委員会(CPSC)の固定式遊園地の乗り物に対する権限が1981年に議会によって取り除かれ、州が監督を担っています。 州ごとに担当機関や検査、事故調査の権限が異なります。
2008年9月16日を最終更新日とする州別一覧では、カリフォルニア州、ジョージア州、ニュージャージー州などで、州の機関が乗り物の検査と事故調査を行う体制が記載されています。 一方、テキサス州やコロラド州などは、州政府による安全監督を行わず、乗り物に保険を求める区分でした。
監督の有無だけでなく、権限にも差があります。インディアナ州やワシントン州は検査を行う一方で事故調査の権限がなく、ミズーリ州は事故を調査するものの乗り物の検査は行わない区分でした。 この一覧は当時の州制度を概観するもので、最終更新は2008年です。
報告の幅と安全対策への注目
州によって報告義務や監督の仕組みが異なるため、記録される事故の範囲にも差が生じます。 Six Flagsは、複数の遊園地や州、乗り物、事故状況をまとめた記録から、個別の事故や安全対策全体について結論を導くと、各事案の背景を十分に反映できない場合があると説明しました。
一方、同社は来園者の負傷を重く受け止めるとも述べています。 事故報告をめぐる見方と、個別の施設で必要な点検や修理は、分けて捉える必要があります。
昨年から続く投資家の訴訟2件では、Six Flagsが長年にわたり定期保守への投資を十分に行わなかったと主張されています。 訴訟は係争中で、今回の死亡事故や過去の個別事故との関係は資料の記述から確定できません。










