
Sonnetは、Thunderbolt 5でMacに最大3枚のPCIeカードを接続できる拡張製品「Echo III T5」シリーズを発売しました。Mac miniやMac Studioなど、内部にカードスロットを持たないMacで、音声処理や映像取り込み、ネットワーク、ストレージ用のカードを利用できます。

3つのPCIeスロットを外付けで追加
Echo III T5は、Thunderbolt経由でPCIeカードを接続する拡張システムです。フルハイト、フルレングスのシングル幅カードを最大3枚、またはダブル幅カード1枚とシングル幅カード1枚を収容できます。GPUカードには対応せず、AvidのPro Tools HDXカードは最大3枚まで認定されています。
本体にはPCIe 3.1スロットを3基備え、内訳はx16が1基、x8が2基です。Thunderbolt 5対応Macに接続したEcho III T5 Moduleでは、カード全体に対する双方向のPCIe帯域幅は合計3,400MB/sです。
対応する接続端子はThunderbolt 5、Thunderbolt 4、USB4です。接続規格によって利用できる帯域幅は異なります。Thunderbolt 5の規格自体はデータ用に双方向80Gbpsを提供し、映像帯域が必要な場合は送信120Gbps・受信40Gbpsに配分を変える帯域幅ブーストに対応します。
Thunderbolt 4との帯域差
Intelは技術資料で、Thunderbolt 5のPCIe帯域幅を最大64Gbps、Thunderbolt 4を最大32Gbpsとしています。これは規格上のPCIe帯域幅で、Echo III T5 ModuleがThunderbolt 5接続時にカードへ提供する合計3,400MB/sとは別の値です。
Thunderbolt 5は、PCIeを使うストレージや映像キャプチャー機器など、高いデータ帯域を必要とする機器を想定した接続規格です。Echo III T5でカードに供給される帯域は、拡張システム側の仕様とMacとの接続規格に基づきます。
Sonnetは製品情報で、Thunderbolt 5対応の2つ目のポートから周辺機器をつなげられ、バスパワー機器には最大15Wを供給するとしています。また、空いている帯域を使い、5Kディスプレイ1台を接続しながらPCIe帯域を維持できるとしています。
ラック用モジュールからデスクトップ型まで
「Echo III T5 Module」は、Sonnetの対応ラック筐体に組み込む拡張モジュールです。最大12.28インチのカードを収容でき、400Wの電源と、補助電源が必要なカード向けの75Wコネクターを備えます。価格は1,099.99ドルです。
独立した筐体に収めた「Echo III T5 Desktop」は、同じカード構成と電源を備え、接続したコンピューターに連動して電源が入切します。Thunderbolt 5ケーブルと、ケーブルの不意な抜けを防ぐThunderLokロックも付属し、価格は1,199.99ドルです。
「Echo III T5 Rackmount」は2Uサイズのラックマウント筐体を採用し、追加のSonnet拡張モジュールを搭載できる設計です。Pro Tools HDXカードの利用認定もあり、価格は1,319.99ドルです。いずれも米国のB&Hで販売されます。
Mac mini・Mac Studio向けラック構成
Mac mini向けの「xMac mini (2024+)/Echo III T5」は、2Uラック筐体にMac miniを1台または2台と拡張モジュールを収め、Thunderbolt接続で3基のPCIeスロットを利用する構成です。価格は1,799.99ドルで、Mac mini本体とPCIeカードは別売りです。
Mac Studio向けには、既存のxMac Studioラック筐体にEcho III T5 Moduleを組み合わせる構成が用意されています。Thunderbolt 5対応の構成価格は1,799.99ドルで、Mac Studio本体とPCIeカードは別売りです。










