
macOS 27で変わった外部ディスプレイの設定
macOS 27「Golden Gate」では、外部HDRディスプレイを2560×1440のスケーリング解像度で使いながら、HDRも有効にできます。9to5MacのJeff Benjamin氏によると、macOS 26「Tahoe」ではこの解像度を選ぶとHDRが無効になり、利用者は解像度とHDRのどちらかを選ぶ必要がありました。
HDRは、明るい部分と暗い部分の幅を広く表現する表示方式です。スケーリング解像度は、画面の物理解像度とは異なる見かけの作業領域を設定する機能です。4Kディスプレイを1920×1080で使う場合と比べ、2560×1440では画面上に多くの情報を表示できます。
Tahoeでは、HDR10対応の外部ディスプレイでHDRを有効にすると、例として1920×1080で表示されました。これは3840×2160の4K画面を縦横それぞれ2倍の画素で表示する設定にあたり、9to5Macによると、32インチ画面では作業領域が狭くなります。
Tahoeでは解像度を変えるとHDRが無効に
9to5Macによると、Tahoeで2560×1440などのスケーリング解像度を選ぶとHDRの設定項目が無効になり、表示はSDR(標準ダイナミックレンジ)に切り替わりました。HDRを保つには1920×1080に戻す必要があり、解像度とHDRを同時に選べない状態でした。

9to5Macの検証では、Golden Gateの設定画面で2560×1440とHDRを同時に有効にできました。サードパーティ製ソフトは不要で、OS標準の設定から選べます。
検証に使われたディスプレイは、Dellの32インチ4K OLEDモニター「UltraSharp U3226Q」です。Benjamin氏はHDR有効時の画質にも触れています。9to5Macは、機種の正式なレビューを後日公開する予定です。

EDRはHDRコンテンツと画面表示をつなぐ仕組み
AppleのEDR(Extended Dynamic Range、拡張ダイナミックレンジ)は、HDRのデータ表現と描画を扱う仕組みです。HDR10のようなコンテンツ形式そのものとは役割が異なり、アプリの映像や画像をディスプレイに表示する際の処理にも関わります。
AppleのKen Greenebaum氏は、EDRがディスプレイの能力に応じてHDRコンテンツを表示し、HDRとSDRの素材を同じ画面上で扱えると説明しています。EDRでは、通常の白を基準に、そこからどれだけ明るい画素を表示できるかを「ヘッドルーム」として表します。

EDRは、周囲の明るさや画面の輝度設定に応じて、白色点や黒色点、基準となる白の明るさ、ダイナミックレンジも調整します。これにより、明るいハイライトを表示しながら影の細部を保ちます。Golden Gateでは、外部画面の解像度とHDRを併用できるようになりました。これはEDRの描画処理とは別の設定上の変更です。
検証ではMacの機種による違いも
Benjamin氏は、M4搭載MacBook Proでは2560×1440とHDRを同時に有効にできた一方、macOS 27を使うM1 Max搭載MacBook Proでは両方を選べなかったと報告しています。












