E-net ATM at FamilyMart
写真: Momiji.Takinogawa / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

ゆうちょ銀行は2026年10月6日、ファミリーマートに設置しているゆうちょATMの営業を、2027年1月から順次終了すると公表しました。 対象は5,400台で、今後3年程度をかけて撤去する予定です。 置き換え後の「ファミマATM」でもゆうちょ銀行のキャッシュカードは使えますが、預け入れと払い戻しには手数料がかかります。

契約終了に伴い、5,400台を段階的に撤去

ゆうちょ銀行がファミリーマートでのATM設置を終了する理由は、ATM設置に関する契約の終了です。 2027年1月から営業を順次終了し、段階的に撤去を進めます。

ファミリーマートは従来、イーネットATMとゆうちょATMを設置してきました。 2026年6月からはセブン銀行と提携した独自デザインの「ファミマATM」を導入し、新しいATMサービスの主軸として設置を拡大しています。 導入対象は、沖縄県・宮崎県・鹿児島県を除く全国の店舗です。

置き換え後もカードは使えますが、入出金は有料です

ファミマATMへの置き換え後も、ゆうちょ銀行のキャッシュカードで、ゆうちょ銀行口座への預け入れ、払い戻し、残高照会を利用できます。 預け入れと払い戻しの手数料は、平日8時45分から18時までが220円で、330円の時間帯もあります。

現在、ファミリーマートなどにある小型のゆうちょATMでは、預け入れと払い戻しは平日8時45分から18時まで、土曜日9時から14時までが無料です。 それ以外の時間帯は110円で、平日や土曜日が祝日に当たる場合は休日扱いになります。 平日昼間の入出金を比べると、現在のゆうちょATMでは無料ですが、置き換え後のファミマATMでは220円がかかります。

一方、ゆうちょ銀行の店舗内や郵便局内に設置しているATMでは、預け入れと払い戻しは原則としてすべての曜日・時間帯で無料です。 ただし、一部の郵便局に設置・隣接するATMなどでは料金がかかる場合があり、硬貨を伴う取引には別途、硬貨の枚数などに応じた料金がかかります。

ゆうちょ銀行は、ATMの取扱内容や利用時間、料金が店舗・出張所などによって異なるとしています。 ファミリーマートには、ファミマATM、イーネットATM、ゆうちょATMが設置されています。

ファミマATMはセブン銀行の手続きサービスにも対応

ファミマATMは、現金の入出金に加え、各種キャッシュレス決済への現金チャージに対応します。

また、セブン銀行がATMで提供する「+Connect(プラスコネクト)」を活用し、本人確認を含む各種手続きや認証機能を提供します。 ファミリーマート独自の外観を採用し、セブン銀行のATMサービスと連携しています。

郵便局などのATM網と、ファミマ以外の薄型ATMは継続

ゆうちょ銀行は、全国のゆうちょ銀行や郵便局24,000カ所にATMを設置し、局外にも1,000カ所、ファミリーマートには5,400台を展開してきました。 今回の撤去対象は、このATM網の2割弱に当たります。

ゆうちょ銀行は、ATMネットワークを維持し、利用者の不便を補う対応を進める方針です。 他社との提携についてもATM事業の戦略上必要と位置づけ、今後も取り組むとしています。 窓口業務を補う利用も含め、ゆうちょ銀行のATMに求められる機能の開発を進める方針です。

ファミリーマートにあるゆうちょATMは、通帳記帳などの機能を省いた独自の薄型機です。 同型のATMはファミリーマート以外にも、空港、コープさっぽろ、あおぞら銀行などで130台を展開しており、これらは当面、継続して提供します。