
アクティオは、建設車両の無人レンタルサービス「アクスポ」を東京都世田谷区の世田谷営業所で始めました。貸し出しと返却に24時間対応し、今後は全国へ順次広げる予定です。
世田谷営業所で10月にサービス開始
アクスポは、アクティオが展開する建設車両のレンタルサービスです。世田谷営業所でのサービス開始日は2026年10月1日で、営業所を訪れて車両を借りる仕組みを無人化しています。
利用を希望する人は、まずサービスを展開する営業所へ問い合わせ、専用の申込用紙に記入します。数日後に会員カードとQRコードが発行され、事前登録が完了します。
車両は電話で予約し、貸出日と返却日は24時間、365日の範囲で選べます。予約後に鍵を受け取る権限が付与され、指定日時に営業所へ行って車両を利用します。
カードやQRコードで鍵を受け渡し
車両を借りる際は、会員カードまたはQRコードと運転免許証を鍵管理機にかざし、指定されたキーを取り出します。利用後は営業所の空いているスペースに車両を返し、同じく鍵管理機でキーを返却します。
貸出日と返却日を時間外にも設定できるため、早朝の作業で前日に車両を借りておく必要がなくなり、当日に借りられるとアクティオは説明しています。顧客側には利便性や業務効率の向上、同社側には土日・祝日の無人出庫による時間外労働の削減を見込んでいます。
アクスポの無人化システムは、今後、全国の営業所へ順次展開する計画です。アクティオは、カーシェア以外の自社レンタル商材にも無人貸し出し・返却を広げる方針を示しています。
建設業では就業者の高齢化が進む
建設業の人手不足は、就業者の年齢構成にも表れています。国土交通省の2024年版白書によると、2023年に55歳以上が全産業の就業者に占めた割合は31.9%、29歳以下は16.7%でした。
同白書は、建設業と運輸業では全産業と比べて55歳以上の割合が高く、29歳以下の割合が低いとして、就業者の高齢化が速く進んでいる状況を示しています。高齢の就業者の退職が増え、若年層が減ることで、将来の人手不足が強まる懸念も記されています。
国土交通省の2025年版白書は、建設業で長時間労働の削減と生産性向上が課題となり、若年入職者の減少も見込まれるとしています。労働力の減少に備え、少ない人数でサービスを維持するための省力化技術の導入も取り組みとして挙げています。
技術者と技能者の減少も見込まれる
同白書の建設業の将来推計では、建設技術者数は5年ごとに約1.5~3.0%減少し、建設技能者数は約7~8%減少すると予測されています。技能者の減少率は、今後徐々に大きくなる見通しです。
年齢構成についても、2025年には建設業の就業者のおよそ半数を50歳以上が占め、その後も高齢化が進むと推計されています。こうした推計は、建設業で人員確保が中長期的な課題となる状況を示しています。
アクティオは、アクスポの全国展開によって、顧客の業務効率化に加え、従業員の就業環境改善も図る方針です。世田谷営業所で始まった無人貸し出し・返却の仕組みを、各地の営業所や別のレンタル商材へ広げる計画です。










