
エアバスの貨物機A350Fが2026年9月29日、フランスのトゥールーズで初飛行しました。最大111トンの貨物を積み、最大4,700海里を飛ぶ設計で、認証に向けた飛行試験に入ります。 ボーイング777-8Fは積載量で上回り、A350Fは航続距離で上回るとされています。
初飛行を終え、飛行試験が始まる
A350Fは、エアバスが開発するA350シリーズの貨物機です。2026年9月29日の初飛行では4時間10分飛行し、高度は2万5,000フィート(約7,600メートル)に達しました。 飛行中は幅広い飛行パラメーターが監視されました。
エアバスは、2機の試験機を使い、約400時間の飛行試験を行う計画です。 試験は約9カ月にわたり、その後、2027年の認証を目指します。
顧客への引き渡しは2027年後半に見込まれています。
777-8Fとは積載量と航続距離に違い
A350Fの最大積載量は111トン、航続距離は4,700海里(約8,700キロ)です。 競合するボーイング777-8Fは、積載量が約112〜118トン、航続距離が4,410海里(約8,167キロ)とされています。
777-8Fは積載量で上回り、A350Fは航続距離で上回ります。 777-8Fの積載量には、商業輸送で見込む量と構造上の最大値が含まれます。 最大積載量の定義は機種間で異なります。
A350Fにはロールス・ロイス製Trent XWB-97エンジンが搭載されます。 機体の性能は、今後の試験で確認されます。 ここでの比較は公表された設計値に基づくもので、運航実績の比較ではありません。
大型貨物を扱うメインデッキドア
A350Fは、主翼より上の貨物室であるメインデッキに大型の貨物ドアを備えます。ドアの開口部は幅4.3メートル、高さ3.15メートルで、大型のパレットや貨物を扱える設計です。 ドアは胴体後部に配置され、積み込み時の重心を考慮しています。
大きな開口部は、従来の小さな貨物ドアでは扱いにくい大きさの貨物を積み込みやすくするためのものです。 エアバスによると、エンジンのような大型貨物も分解せずに輸送できます。 貨物室の床には積載システムが組み込まれ、貨物を機内の所定位置へ移動させます。
ドアの開閉には油圧式ではなく電動の作動機構が採用されています。 エアバスは、機体に取り付ける前に試験用設備でドアの駆動やラッチなどを検証してきました。
受注と認証に向けた次の段階
A350Fは14社から計115機の注文を受けています。 エアバスは、最大111トンの積載量や4,700海里の航続距離を備える機体として、貨物機市場に投入する計画です。 今後は試験を重ね、欧州航空安全機関(EASA)の認証を目指します。
初飛行を終え、開発は地上でのシステム試験から飛行試験を含む段階へ進みました。 約400時間の試験では、2機を使って認証に必要な飛行データを集めます。










