Seitliche Ansicht auf den Mercedes-AMG GT 63 SUV
出典: mercedes-amg.com

メルセデスAMGは、同社が初めて自社開発したフルサイズSUV「GT SUV」を欧州で発表しました。最上位のGT 63 SUVは3基のアキシャルフラックスモーターを搭載し、最高出力は860kW、0~100km/h加速は2.5秒です。最大700kmの航続距離と、最大710kWの急速充電にも対応します。

Der Mercedes-AMG GT 53 SUV parkt an einer Ladesäule
出典: mercedes-amg.com

AMG.EAを採用した3グレード

GT SUVは、高性能車向けの電動アーキテクチャ「AMG.EA」を採用するモデルです。GT 63、GT 55、GT 53の3グレードを設定し、GT 63とGT 55には前後の駆動ユニットに計3基のモーターを搭載します。

GT 63 SUVの最高出力は860kWで、最高速度は270km/hです。0~200km/h加速は6.8秒とされています。最高速度の270km/hは、オプションのDriver’s Package装着時の値です。

GT 55 SUVは最高出力600kWで、0~200km/h加速は9.4秒です。GT 53 SUVは前後に各1基の同期モーターを備え、合計出力は400kW。後輪側の2速トランスミッションを組み合わせています。

800Vバッテリーと急速充電

バッテリーは使用可能容量106kWhと128kWhの仕様があり、電圧は800Vです。最大航続距離は、128kWh仕様のGT 63 SUVとGT 55 SUVで700km、GT 53 SUVでは668kmとされています。

GT 63 SUVとGT 55 SUVは、直流急速充電で最大710kWに対応します。メルセデスAMGによると、10分間の充電で最大454km分のWLTP航続距離を追加でき、充電率を10%から80%にする時間は約12分です。

800Vの充電設備に加え、400V環境でも充電でき、車両側で切り替えます。対応する急速充電規格はCCS2、GB/T、CHAdeMO、CCS1、NACSの5種類です。

GTの運転姿勢とSUVの室内

外観は、傾斜したルーフラインや幅広いトレッド、張り出したリアフェンダーを特徴とします。前後には専用のライトデザインを採用し、リアにはタービン形状の円形テールライトを6灯配置しています。

運転席はSUVとして高い位置ではなく、低く車体に一体化する姿勢を取る設計です。14インチのマルチメディアディスプレイは運転席側に傾け、10.2インチのメーターと並べています。助手席用の14インチディスプレイはオプションです。

GT 63とGT 55には、レスポンスやコーナリング、スリップ挙動を調整する「AMG RACE ENGINEER」コントロールユニットを設定します。後席は3人掛けで、シートバックは電動で折りたためます。

最高出力と航続距離の公表値

メルセデスAMGが示すGT 63 SUVの最高出力は860kW、0~100km/h加速は2.5秒、WLTP航続距離は最大700kmです。同じく高性能電動SUVのロータス・エレトレでは、最上位のEletre 900 SPORTが675kW、0~100km/h加速2.95秒で、同グレードのWLTP航続距離は410~500kmとされています。

両車の公表値では、GT 63 SUVは最高出力と0~100km/h加速で上回り、航続距離の最大値も長くなっています。エレトレの航続距離はグレード別に幅があり、600シリーズの一部では最大600kmです。