Renault Japon | ルノー キャプチャー
出典: renault.jp

ルノー・ジャポンは10月15日、コンパクトSUV「キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」を発売しました。価格は494万円です。システム最高出力は従来の143PSから158PSに、WLTCモード燃費は23.3km/Lから24.5km/Lに向上しました。エンジンや駆動用バッテリー、変速制御を見直し、走行性能と燃費を改良しています。

Renault CAPTUR Accessories
出典: renault.jp

1.8リッターエンジンで出力と加速を改善

従来の直列4気筒1.6リッター自然吸気エンジンに代わり、新開発の直列4気筒1.8リッター自然吸気エンジンを採用しました。エンジン単体の最高出力は94PSから109PSへ、最大トルクは148Nmから172Nmへ高まっています。

燃料噴射方式も間接噴射から350barの高圧ダイレクトインジェクションに変更しました。燃料を細かく噴射して燃焼を効率化し、エンジン性能の向上と燃料消費量の低減を図ります。

0-100km/h加速は従来の10.6秒から8.9秒となり、1.7秒短縮しました。低回転域から幅広い回転域でトルクを発生させるエンジン特性に加え、モーターを組み合わせたシステム全体の出力も高まりました。

モーターとエンジンを切り替えるハイブリッド機構

フルハイブリッド E-TECHは、駆動用モーターと高電圧スターター&ジェネレーター(HSG)、ガソリンエンジン、電子制御ドッグクラッチ式マルチモードATを組み合わせています。ドッグクラッチは歯をかみ合わせて変速する機構で、摩擦によるエネルギー損失を抑えます。

このシステムには、低速走行や市街地の取り回しでモーターだけが車輪を駆動する運転モードがあります。加速時や登坂時にはエンジンとモーターがともに車輪を駆動します。高速道路など一定速度で走る場面では、エンジンが発電しながらモーターで走行するモードも使われます。

HSGは車両の発進や変速を管理し、走行中のエンジンと2基のモーターの作動を制御します。減速・制動時には車輪の動きを使って電気を回収し、バッテリーに蓄えます。ルノーは今回、変速制御を最適化し、変速の速さや滑らかさ、振動、エンジン音を改善したとしています。

バッテリー容量を拡大し燃費は24.5km/Lに

駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は、従来の1.2kWhから1.4kWhに増えました。ルノーは、これによりモーターだけで走れる距離が延び、エンジンとモーターを併用する走行でも電気エネルギーをより活用できるとしています。

システム最高出力は158PS、WLTCモード燃費は24.5km/Lです。従来モデルに比べ、出力は15PS高く、燃費は1.2km/L改善しました。

Esquire Japanが9月に掲載したSUV燃費ランキングでは、トヨタ ヤリスクロスが30.8km/L、レクサス LBXが28.0km/L、ホンダ ヴェゼルが26.0km/Lでした。同ランキングには従来型キャプチャーの23.3km/Lも載っており、今回の改良で燃費値が更新されました。

Googleサービスや安全装備も追加

車載マルチメディアシステム「openR link」にGoogleサービスを搭載しました。10.4インチの縦型タッチスクリーンからGoogle Mapsのルート案内やGoogle Assistantの音声操作を利用でき、スマートフォンを接続せずに車載システム上で使えます。

運転席前方のデジタルインストゥルメントパネルは7インチから10インチに大型化し、地図やルート案内も表示できるようになりました。車載ソフトウェアは無線通信によるFOTA更新に対応しています。Googleの車載サービスとMy Renaultアプリを通じたコネクテッドサービスは8年間無償で利用できます。

日本市場のルノー車で初めてharman/kardonオーディオシステムを標準装備しました。9個のスピーカーと専用10チャンネルアンプを備え、総出力は410Wです。また、360度カメラと、ドライバーの注意散漫を検知して警告するドライバーモニタリングシステムも新たに標準装備しています。