九州鉄道記念館で「貨物列車の企画展」開催
出典: railf.jp

貨物列車とけん引機関車を約150点で紹介

九州鉄道記念館は、企画展「貨物列車の企画展」を10月16日から12月14日まで開催します。日本各地の産業や暮らしを支えてきた貨物列車と、列車を引くけん引機関車を写真・資料約150点で振り返ります。 福岡県立香椎工業高等学校写真部も出品に協力します。

会場は同館2階の企画展示場で、展示の観覧料は無料です。ただし、入館料が必要です。 最終日の12月14日は14時までの開催となります。

同館は、貨物列車と時代とともに変わるけん引機関車の記録を展示するとしています。 写真部の出品も含め、鉄道車両や貨物輸送を写真・資料でたどる構成です。

1873年に始まった貨物鉄道輸送

日本の貨物鉄道輸送は、鉄道開業の翌年にあたる1873年9月15日、新橋―横浜間で始まりました。 その後、1891年には鉄道網が青森までつながり、貨物輸送の範囲が広がりました。

鉄道網の整備に伴い、生糸や綿糸に加え、絹織物や綿織物などの製品も港まで運ばれ、輸出に使われました。 九州では炭鉱から港への輸送で、船から鉄道への移行が進んだ例も紹介されています。

戦後、貨物輸送における鉄道の分担率は50%を超えましたが、1965年以降のエネルギー転換や高速道路の拡大などを背景に、輸送は鉄道からトラックへ移っていきました。 こうした節目を踏まえると、今回の展示が扱う貨物列車やけん引機関車は、輸送の変化をたどる手掛かりにもなります。

現在の貨物輸送を支えるネットワーク

現在、JR貨物は全国約140か所の貨物駅を通じて、1日約400本の貨物列車を運行しています。 JR貨物によると、貨物列車26両分の輸送量は10トントラック65台分に相当します。

鉄道は長距離を一度に大量輸送する手段で、コンテナ輸送のほか、専用貨車を使う「車扱輸送」もあります。 コンテナは1個から利用でき、個人の引っ越しにも使われています。

JR貨物は、貨物列車が定められた時刻表に沿って運行し、全国各地へ荷物を運ぶと説明しています。 今回の展示では、こうした現在の輸送網を形づくってきた貨物列車とけん引機関車の記録を、約150点の写真・資料から見ることができます。

開催期間と入館案内

企画展は10月16日(金)から12月14日(月)まで開催され、期間中の休館日は11月11日(水)と12月9日(水)です。 開催場所は九州鉄道記念館の2階企画展示場です。

記念館の開館時間は9時から17時までで、入館は16時30分までです。 入館料は大人500円、4歳以上中学生以下250円で、4歳未満は無料です。

会場はJR門司港駅から徒歩約3分です。 展示の観覧料自体はかかりませんが、入館料を含めた利用条件と、最終日の終了時刻を確認して訪れる日を決められます。