
液晶画面で給電と映像の状態を確認
サンワサプライは、液晶ディスプレイを備えたUSB Type-Cドッキングステーション「400-VGA032」を10月27日に発売しました。直販価格は1万9,800円です。前面の画面では、各ポートの給電電力やHDMI出力の解像度を確認できます。
画面表示はボタンの短押しで切り替えられ、合計給電電力も確認できます。複数の機器を接続した際、どのポートから何W給電されているかを本体上で把握できます。USBポートは最大10Gbpsのデータ通信に対応します。
同時に充電できる機器は最大4台で、給電能力は合計最大160Wです。4ポートを同時に使う場合、出力は100W、30W、15W、12Wに配分されます。
HDMI 2基で外部画面を2台接続
映像出力端子としてHDMIを2基備え、外部モニター2台へそれぞれ最大4K/60Hzで出力できます。本体の液晶画面にはHDMIの出力解像度も表示されます。
USB端子はUSB 3.2 Gen 2 Type-Cを2基、USB 3.2 Gen 2を1基、USB 2.0を1基搭載します。充電専用のUSB Type-Cが2基、充電専用のUSB Type-Aが1基、ギガビット対応の有線LAN端子も備えています。映像出力、充電、データ通信、有線ネットワークを1台にまとめています。
電源は本体に内蔵され、ACアダプターを別に置かずにコンセントへ直接接続します。本体サイズは約153×77×64mm、重量は約818gです。USB Type-Cケーブルは約80cm、AC電源用ケーブルは約140cmです。
USB-Cから2台へ映像を出す仕組み
USB Type-CのDisplayPort Alt Modeは、パソコンの映像信号をUSB-Cケーブル経由で出力する仕組みです。MST(Multi-Stream Transport)対応のドックがその信号を複数の映像ストリームに分けると、1つの映像出力から複数の画面へ表示できます。MSTはDisplayPort 1.2以降の機能です。
この方式で2台の画面を使うには、ドックだけでなく、接続するパソコンのUSB-C端子がDisplayPort Alt Modeに対応し、GPUも複数画面の出力に対応している必要があります。400-VGA032はDisplayPort Alt Mode(DP 1.4以上)対応機器で使えます。USB-C端子の形状だけでは映像出力に対応しているか分からず、接続機器の仕様も関係します。
DisplayLink方式のドックは、USBのデータ通信と内蔵チップで映像を処理するため、ドライバーのインストールが必要です。Alt ModeのMST方式はパソコンのGPUから出る映像信号を分配し、別のドライバーを使わずに動作します。方式によって、ドックとパソコンに求められる条件が異なります。
OSとパソコンの仕様による制限
MSTによる拡張表示は、対応するDisplayPort Alt Modeを備えたWindowsやChromeOSで利用できます。一方、macOSではMST接続の画面が拡張ではなくミラーリングになる場合があります。そのため、外部画面の表示方法はOSやパソコンの仕様にも左右されます。
同じUSB-Cドックでも、接続機器によって表示できる画面数や解像度が異なる例があります。TargusのDOCK423では、MacBook接続時に2台の外部画面がミラーリングとなり、M1搭載MacBookでは外部画面が1台になるとされています。Windowsパソコンでも、GPUの実装によって2台目の画面で選べる解像度が制限されるケースがあります。
400-VGA032はWindows 10/11とmacOS 26、11~15に対応し、最大4台の機器を同時に充電できます。HDMI 2基の最大出力は各4K/60Hzですが、2台への拡張表示が可能かどうかは接続するパソコンの機能にも依存します。









