A streak of white light is seen against a dark night sky
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10月8〜9日に極大、観測は日没後が中心

ドラコニッド流星群は毎年10月6〜10日に活動し、今年は10月8〜9日に極大を迎えます。通常の出現数は1時間に約10個と予想されていますが、過去には短時間に多数の流星が現れる「流星嵐」も起きました。

多くの流星群は深夜から明け方に見やすくなりますが、ドラコニッドは日没後の早い時間帯に観測しやすいとされています。放射点と呼ばれる、流星が飛び出してくるように見える位置が北天のりゅう座にあり、夕方に高くなるためです。

今年は極大時に月明かりの影響がほとんどない見込みです。流星群の活動は年による変動が大きく、通常年の予想と過去の大規模出現には差があります。

彗星が残す塵の帯を地球が通過

ドラコニッドの母天体は、約6.6年周期で太陽を回る彗星21P/ジャコビニ・ツィナーです。NASAによると、彗星は太陽に近づくたびに氷や岩石を宇宙空間へ放出し、その破片の流れが毎年10月初めの流星群につながります。

地球が彗星の軌道に沿って残された塵や破片の流れを通過すると、小さな粒子が大気に衝突して熱せられ、光の筋として見えます。年ごとに通過する場所や塵の密度が異なるため、平年は少数でも、密度の高い部分に出会うと活動が強まることがあります。

1933年にはヨーロッパで1分間に500個の流星が観測され、1946年には米国で1分間に50〜100個が見られました。NASAは、こうした流星嵐を観測地点で1時間に1,000個以上の流星が見られる状態と定義しています。

2011年には1時間あたり約350個を記録

1933年と1946年以外にも、ドラコニッドは複数の年に活動の増加が観測されています。研究報告によると、1985年に流星嵐に近い活動があり、1998年には日本上空で天頂修正時間率が720±20に達しました。

2005年の彗星の近日点通過後には、レーダー観測で通常の散発的な流星を上回る活動が検出されました。主に暗い流星によるもので、換算した時間率は150を超えました。

2011年10月8日の出現では、北ヨーロッパ上空の航空機からカメラで観測し、補正後の時間率は約350に達しました。活動の主なピークは協定世界時20時15分ごろで、明るい流星のピークは暗い流星より15〜20分早かったと報告されています。

2011年の観測は古い塵の流れも捉えた

2011年の観測では、彗星が1900年より前に放出した物質に由来するとみられる流星も検出されました。研究者らによると、観測結果はその古い塵の流れを予測したモデルと合致しました。

さらに、彗星が1926年に近日点を通過した際に放出した物質による小さな活動ピークも、協定世界時21時10分ごろに捉えられました。こうした時間差のあるピークは、地球が異なる時期に彗星から放出された塵の流れを通過したことを示しています。