Blue Origin、ニューグレンに第3段GS3を追加 2028年の月近傍ミッションを受注

Blue Originは大型ロケット「ニューグレン」に第3段「GS3」を追加し、静止軌道への衛星投入や月・深宇宙ミッションに対応する計画を発表しました。GS3を使う政府顧客向け月近傍ミッションは契約済みで、2028年の打ち上げを目指します。同社は新型ブースターエンジン「Northstar」の開発も発表しました。
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Blue Originは大型ロケット「ニューグレン」に第3段「GS3」を追加し、静止軌道への衛星投入や月・深宇宙ミッションに対応する計画を発表しました。GS3を使う政府顧客向け月近傍ミッションは契約済みで、2028年の打ち上げを目指します。同社は新型ブースターエンジン「Northstar」の開発も発表しました。

2026年の南極オゾンホールは、9月18日に最大面積約1,050万平方マイル(約2,710万平方キロメートル)に達し、48年間の観測で7番目の大きさとなりました。異例に強い極渦がオゾンの減少を長引かせた一方、オゾン層の長期的な回復傾向は続いています。

Blue Originは大型ロケット「ニューグレン」の再飛行を2027年1月に延期しました。5月の静止燃焼試験で損傷したフロリダ州の発射台の再建が遅れ、年内としていた目標を変更したためです。 Amazon Leo衛星の打ち上げにも影響が続くなか、Arianespaceとの契約拡大など、複数の打ち上げ手段が計画に組み込まれています。

NASAのニール・ゲーレルズ・スウィフト天文台が11月4日、インドネシアのスマトラ島北部上空で大気圏に再突入しました。2004年の打ち上げから約22年にわたり、ガンマ線バーストなど宇宙の突発現象を観測したミッションが終了しました。
南タウリッド流星群は11月4〜5日、北タウリッド流星群は11月11〜12日に活動の極大を迎えます。どちらも1時間あたり最大5個ほどと流星数は多くありませんが、金星と同じかそれ以上に明るい火球が現れることがあります。

ドイツのOrbital Matterは、衛星「Replicator 2」に搭載した3Dプリンターで、自由飛行する衛星の軌道上で真空にさらされた状態でも硬い構造材を造形したと発表しました。約0.5メートルの梁を造形し、そのうち1本は太陽電池アレイの展開に使われました。軌道上で大型構造物を組み立てる構想に向け、真空中での造形を実証しました。

1957年11月3日、ソ連は犬のライカを乗せたスプートニク2号を打ち上げました。ライカは地球周回軌道に到達した最初の動物となりました。 その一方、機体には地球へ戻す仕組みがなく、飛行は片道でした。
ワシントン大学セントルイス校の研究チームは、植物由来のリグニンと脂肪酸を使ったフッ素不使用の撥水コーティング「SLIP」を開発しました。水をはじき、紫外線による劣化にも耐える性質が示されており、PFAS(有機フッ素化合物)の用途の一部を代替する材料として研究されています。PFASは包装材や防火、撥水コーティングなどに使われる一方、環境や健康への負荷が問題になっています。

小惑星リュウグウから採取された試料で、DNAとRNAを構成する主要な核酸塩基5種類が確認されました。遺伝情報を担う分子の材料が、地球外の小惑星にも存在します。ただし、塩基の検出は生命そのものや、生命が宇宙で誕生したことを示すものではありません。

2026年4月27日、国際宇宙ステーション(ISS)から、西アフリカ上空を流れる火球が撮影されました。光の尾は伸びた後に複数の光点へ分かれ、ロシアのソユーズロケットの残骸が再突入した可能性があります。撮影された光の由来は特定されていません。

火星南部高地にある古い岩丘を、NASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」のカメラ「HiRISE」が撮影しました。色を強調した画像では岩石が青や緑、黄、赤に分かれて見え、鉱物の違いや、過去に液体の水と接触した可能性を調べる手がかりになります。

NASAの火星探査車Perseverance(パーサヴィアランス)は、火星での走行距離が45.22キロに達し、地球以外の天体における車両の最長走行距離を更新しました。記録に到達したのは、着陸から2,006火星日目にあたる2026年10月11日です。

2017年のラスベガス銃乱射事件を生き延びた42人の記録から、強い脅威のもとでも記憶のすべてが同じように損なわれるわけではないことが分かりました。銃声やにおい、逃げるために把握した空間は鮮明に語られる一方、出来事の順序が抜けたり、時間が引き延ばされたように感じられたりする例もありました。

米地質調査所(USGS)は、アラスカ北部の北アラスカ地域に、技術的に回収可能な未発見の在来型天然ガスが平均96兆立方フィートあると推定しました。この評価は地質に基づいています。
中国は、2030年までの有人月着陸計画と、実現に向けた試験日程を公表しました。無人試験の後、孟舟(もうしゅう)宇宙船と攬月(らんげつ)月着陸船を別々に打ち上げ、月周回軌道で合流させる構想です。

シロシビンを投与したマウスでは、脳細胞の接続部である樹状突起スパインの形成と成熟が進み、幻覚様反応とは別の仕組みで神経回路が変化しました。この結果は、幻覚作用を伴わずに神経可塑性を促す治療薬の研究につながる可能性があります。実験はマウスで行われました。

Rocket Labは2026年11月3日午前5時30分(ニュージーランド時間)以降に、小型ロケット「Electron」を打ち上げる予定です。日本のiQPSが開発する地球観測衛星「QPS-SAR」1機を搭載し、軌道投入を目指します。 打ち上げはRocket Labにとって通算99回目、Electronでは90回目となる見込みです。

NASAの宇宙望遠鏡「Swift」が、数日以内に地球大気へ再突入する見通しです。救出ミッションによる軌道引き上げに失敗し、落下地点を制御できない状態で運用を終えました。機体の大部分は燃え尽きるとみられますが、残骸が届く可能性のある範囲は赤道付近に広がります。

ボイジャー1号は2026年11月18日午前5時16分(米東部時間)、地球から1光日の距離に達する見込みです。 1光日は時間の長さではなく、光が24時間で進む距離を指します。

ベン・クラスノウ氏は、アインシュタイン・シラード方式の吸収式冷蔵庫を透明樹脂で3Dプリントし、火炎を熱源にして動かしました。試作機は周囲より5度低い温度まで冷却しました。電気や可動部を使わず、熱で冷却サイクルを動かす仕組みを内部まで見える形で示しています。

Googleの実験計画「Project Suncatcher」で、AI処理用チップを搭載した試作衛星が軌道上から初めて応答を返しました。GoogleのGemma 4モデルが宇宙を題材にした俳句を生成し、地上局で受信されました。

クイーンズランド大学の研究チームは、膜の中にある幅1ナノメートル未満の通路を動的にし、分子の移動を速める技術を開発しました。エタノールと水を分ける実験では、標準的なろ過膜と比べて分離精度が10倍になり、水の輸送量は約44%増加し、エタノールは90%減少しました。
ホタルの点滅パターンを手掛かりに、パルサーのような規則的な天体信号の中から技術的な信号を見分けるモデルが提案されました。信号の意味を解読したり、複雑さを条件にしたりせず、自然の背景との違いに注目します。研究チームはオーストラリアの電波望遠鏡データを使ってパルス列をシミュレーションしましたが、地球外文明の信号を実際に検出した研究ではありません。

フィリピンのマヨン火山が噴火し、噴煙が山頂から3,000メートルまで上がりました。当局は火山活動の警戒レベルを3に引き上げています。

サハラ砂漠で2022年に見つかった隕石「Teghaza 001」は、鉱物の年代測定から、約41億年前より古くに形成された火星の岩石と判明しました。火星起源と確認された隕石の中でも最古級の一つで、初期火星の地殻や水の作用を調べる手がかりになります。

国際宇宙ステーション(ISS)で10月29日、NASAのアニル・メノン飛行士とカナダ宇宙庁のジョシュア・クトリック飛行士が、展開式太陽電池アレイ「iROSA」を設置しました。ISSで行われた米国の船外活動として100回目にあたり、今回設置したアレイは8基中7基目です。

木星のバウショックでは、地球のものとは異なる複数のプラズマ波と小規模な衝撃領域が観測されました。NASAの探査機ジュノーが捉えた波の構造は、太陽風の粒子が衝撃波で減速・加熱される仕組みを調べる手掛かりになります。木星での観測は、超新星残骸など、さらに強い宇宙の衝撃波を理解する研究にもつながる可能性があります。

チベット北西部のグリア高原で採取された氷床コアを調べた研究から、氷の記録が12万8千年以上前まで遡る可能性が示されました。この結果は、地域で確認されていた氷河記録を10万年以上延ばすもので、極域以外の山岳氷床として、これほど古い記録を持つ例は限られます。

カリフォルニア州のシエラネバダ山脈で、雪に含まれて地上へ降るマイクロプラスチックの量が、個別の嵐ごとに調べられました。人の活動から離れた採取地点でも、嵐の最中には1平方メートルあたり1日270〜3,200個が雪に沈着していました。シエラネバダの積雪はカリフォルニア州の淡水供給のおよそ30%を支え、遠隔地の雪に含まれる粒子は山の外の水資源にも関わります。

2026年8月12日の皆既日食に合わせて撮影された高解像度画像から、太陽の外層大気にあたるコロナのコロナホールと、「スモークリング」と呼ばれる渦状構造が確認されました。画像はスペインのピコ・トリガサ山で撮影され、Solar Wind Sherpasプロジェクトに参加する研究者らが取得データを処理しました。

米空軍研究所(AFRL)は、SpaceXの再突入カプセル「Starfall」を使い、ロケットで運んだ貨物ポッドを太平洋上で回収しました。試験では、打ち上げから再突入までの環境を計測し、ロケットによる地点間輸送の実現性を調べています。

2026年9月、SpaceXのStarshipは初めて地球周回軌道に到達し、次世代通信衛星Starlink V3を26機放出しました。V3は衛星を大型化し、通信容量を増やすことで、混雑地域や地上局から遠い地域での通信を支える設計です。

ULAの大型ロケット「バルカン」は、固体ロケットブースターのノズル異常による約9カ月の運休を経て、11月13日に飛行を再開する予定です。復帰初便ではAmazon Leoの衛星40基を運び、6基の固体ロケットブースターを備える構成で初めて飛行します。

国際宇宙ステーション(ISS)で10月29日、カナダ宇宙庁のジョシュア・クトリック飛行士とNASAのアニル・メノン飛行士が船外活動を行う予定です。カナダ人飛行士がISSの外に出るのは、2019年4月のデビッド・サンジャック飛行士以来7年ぶりです。

微小プラスチックが人体の組織や臓器から検出され、健康への影響を調べる研究が続いています。一方、化学企業の研究者らが、プラスチック粒子を飲み込んだ場合の体内移行について少なくとも50年前から認識していたことを示す社内文書が見つかりました。 人体への影響をめぐる研究が進むなか、当時の企業内の議論と現在の知見を分けて見る必要があります。

米シアトルのEndurance Energyは、オレゴン州沖約500キロの海底火山「Axial Seamount」で地熱発電設備「Adélie」を試験し、消費電力を上回る電力を8.7秒間生み出しました。正味出力は中央値で約2キロワット、最大16.5キロワットでした。この試験では、長時間の供給ではなく、発電量が設備の消費量を超えるかを確認しました。

米国防情報局(DIA)は宇宙安全保障に関する報告書を公開し、中国の無人宇宙機を軌道上で撮影した画像を掲載しました。画像は2024年に米企業Maxar Technologiesの衛星が撮影したもので、機体は米宇宙軍の再使用型宇宙機「X-37B」に似た外観をしています。

Virgin Galacticは新型宇宙船「Apeiron」を公開し、2026年10月28日に母機に搭載してニューメキシコ州のスペースポート・アメリカへ運ぶ計画を示しました。初の商業飛行は2027年4〜6月期の前半、2機目は同年4〜6月期の後半から7〜9月期の前半を見込んでいます。機体の移送後は、ソフトウェアの検証や飛行試験に向けた準備を進めます。

米国のベラ・C・ルービン天文台が、太陽系外縁部にある天体「2026 ED138」を発見しました。直径は600〜1,500キロと推定され、準惑星候補に分類されています。大きさと準惑星の条件は、今後の追加観測で確かめられる見込みです。
ケンブリッジ大学の研究者らによるシミュレーションは、彗星が地球に生命誕生前の有機分子を届けた可能性は低いと示しました。彗星は有機物を含みますが、地球への突入や衝突の際に分子が壊れ、地表に届きにくいと考えられています。

Cowboy Spaceは、ロケット上段を人工衛星として軌道上に残す「Big Iron」を発表しました。低軌道にAIデータセンター衛星2万基を配置する構想の中核で、初飛行は2028年12月を目指します。

物質・材料研究機構(NIMS)は、溶液を塗って乾燥させるだけで形成できる多孔質層を使い、性質の異なる材料を接合する技術を開発しました。ガラスとの接着が難しい柔軟なポリマーを使った実験では、接合強度が7メガパスカル(MPa)を超えました。

NASAのArtemis III(アルテミスIII)は、月面着陸ではなく地球低軌道で、Orion宇宙船とBlue Origin、SpaceXが開発する月着陸船の試験機との運用を確かめる計画です。2027年に4人の宇宙飛行士が参加し、3機の宇宙機を別々のロケットで打ち上げて、ドッキングや機器の連携を試します。 この飛行で得る運用経験は、2028年以降の月面着陸に向けた準備の一部となります。

幸福研究者たちは、身近な人との関係や価値観に沿った活動を、よい人生を支える要素として挙げています。サイモンフレーザー大学のララ・アクニン教授ら13人は、幸福研究の知見と自身の経験を振り返り、幸福を常に気分よく過ごすこととは区別しました。

4世紀に作られたローマ時代の「リュクルゴスの杯」は、反射光では翡翠色、透過光ではルビー色に見えるガラス製品です。シェフィールド大学の技術者らは、破片を基にした配合でこの性質を再現し、現代のガラスとしてまとまった量を作りました。

久慈市郊外は古くから琥珀の採掘が行われてきた地域です。久慈琥珀博物館は琥珀を専門に扱う国内唯一の博物館で、世界各地の琥珀や、久慈地方で産出する琥珀を展示しています。

紀元前709年に中国の魯国で観測された皆既日食の記録を、研究チームが古代都市の位置情報と現代の天文学的計算を組み合わせて再検討しました。都の位置を約8キロ修正した結果、当時の地球の自転をより正確に推定でき、太陽活動の復元にも手がかりが得られました。

米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校などの研究チームが、物体を赤外線カメラから見えにくくする立体的な熱クロークを製作し、実験で動作を確かめました。熱を遮断するのではなく、物体の周囲へ流すことで、外側の温度分布を物体がない場合に近づけます。

10月の満月「ハンターズムーン」が週末、米国や英国、イタリアなど各地の夜空に現れ、撮影されました。北半球で秋の満月が長く見えやすいのは、季節によって月の出の時刻が変化するためです。来月はスーパームーンが見られる見通しです。

コーヒーかすを炭化してコンクリートに混ぜると、実験では強度が最大30%高まりました。豪州ではこの材料を使った歩道も整備され、廃棄物と天然砂の利用を見直す取り組みが進んでいます。

天文学者たちは、恒星CD-35 2722の周囲にある褐色矮星を回る、木星以上の質量を持つ天体の証拠を得ました。確認されれば、太陽系外で初めて検出された衛星となる可能性があります。

米陸軍は、送電網が停止しても重要設備を稼働させられるよう、米国内の基地へマイクロリアクター(輸送可能な小型原子炉)を導入する計画です。マイクロリアクターは月面や深宇宙の電源としても開発されていますが、実用化には出力や安全性の実証が必要です。

NASAは2027年夏、4人の宇宙飛行士を地球周回軌道へ送り、民間企業2社の月着陸船とOrion宇宙船の接続を試すアルテミスIIIを計画しています。月面には向かわず、有人月面着陸は2028年に予定されているアルテミスIVで目指します。

産業技術総合研究所(産総研)の研究グループは、アルキル鎖を結合させた糖を水熱処理し、テンプレート剤を使わずにナノ多孔質カーボンを合成しました。糖の種類を変えると、球状の細孔を持つ材料に加え、層状のナノ構造も得られます。テンプレートを使い捨てる従来法に代わる合成法として、電極材料や触媒担体への応用が想定されています。

アウクスブルク大学などの国際研究チームは、電流で回転するらせん状の分子モーターを開発しました。分子が回転すると電気伝導度が高まり、電流が最大で約100倍に増える仕組みです。研究チームは、電流で駆動し、回転方向を制御できる分子モーターを初めて実証したとしています。

NASAの探査機「プシケ」は火星の重力を利用したフライバイを終え、目的地の小惑星プシケへ向けて推進器をほぼ連続運転しています。NASAは、2029年夏に小惑星へ到着し、周回軌道に入る計画です。

日本の鬼界カルデラの地下で、約7,300年前の巨大噴火に関係するマグマだまりに、新しいマグマが再び供給されていることが分かりました。神戸大学などの研究チームは海底地震探査で、カルデラ直下の深さ2.5〜6キロに部分溶融域を捉えました。この知見は、巨大噴火後にマグマだまりがどのように再形成されるかを考える手がかりになります。

NTTと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、低軌道衛星を使った通信実験で、複数アンテナによる通信容量の向上と、地上のIoT端末から同時に届く信号の分離を確認しました。実験では従来の単一アンテナ方式に比べ、通信容量が最大約2.67倍になりました。地上の通信網が届きにくい場所でのIoT利用や、衛星観測データの伝送に向けた技術検証です。

NASAの安全諮問パネル委員は、Artemis IVでStarship月着陸船を支える推進剤補給に、直近の推定で約22回の打ち上げが必要だと述べました。 SpaceXのイーロン・マスク氏は6〜8回との見方を示しています。

チベットでマグニチュード7.0の地震が発生し、少なくとも16人が死亡しました。中国では2024年1月以来、最も強い地震です。監視カメラの映像には、揺れが起きた瞬間が複数記録されています。

約4,300万〜4,600万年前、北海の海底に直径約160メートルの小惑星が衝突し、現在のSilverpitクレーターを形成したとする研究結果が発表されました。地震探査と岩石試料から得た証拠は、衝突説を支持しています。衝突時には高さ1.5キロメートルの岩石と海水の柱が生じ、100メートルを超える津波につながったと推定されています。

第二次世界大戦末期にドイツが開発していたB8原子炉は、持続的な核分裂連鎖反応に必要な重水とウランが不足していました。新たな分析は、開発を率いたヴェルナー・ハイゼンベルクが戦後に述べた「完成間近」という見方を退け、原子爆弾につながる原子炉の実現には至っていなかったと結論づけています。

SpaceXは来月を目標とするStarshipの次回試験飛行で、宇宙船Starshipと第1段ブースターSuper Heavyの両方を発射塔で回収する計画です。実現すれば、軌道打ち上げ機の全段を回収する初の事例になるとイーロン・マスクCEOは述べました。マスク氏は成功を保証しておらず、次回に失敗した場合も年内に試験飛行を続ける見通しを示しています。

北極海の海底で、メタンなどが湧き出す「冷湧水域」に暮らし、水素を生み出す細菌の採取が進んでいます。研究チームは細菌の遺伝子や酵素を調べ、水素燃料の製造に応用できるか探っています。気候変動で北極の環境が変わるなか、生態系の記録と研究も続けています。
SpaceXは10月20日、Falcon 9ロケットによる相乗りミッション「Bandwagon-5」で、回収カプセル「Starfall」を打ち上げました。Starfallの打ち上げは今回が2度目です。ミッションではStarfallを含む32基のペイロードが運ばれました。

月面探査車FLIPが、Hewlett Packard Enterprise(HPE)の高性能計算機「Spaceborne Computer-4」を載せ、2026年後半に月の南極へ向かう予定です。月面で高性能計算と人工知能(AI)の実証を試みる計画で、探査車の自己位置推定や地形の分析にも計算機を使います。

オリオン座流星群は10月21日夜から22日朝にかけて極大を迎えます。暗い空では、1時間に約20個の流星が見られる可能性があります。

欧州宇宙機関(ESA)のユークリッド宇宙望遠鏡が、これまで知られていなかった彗星を初めて発見しました。新天体は10月8日に確認され、地球から約13億キロ離れた位置にあります。銀河を精密に観測する望遠鏡が太陽系の天体を捉えたこの発見は、将来の彗星探査機「Comet Interceptor」の観測対象を探す取り組みにも関係します。

天王星と海王星では、大気の観測値から推定した深部の酸素量と炭素・酸素比に違いがあるとする研究が発表されました。研究チームは、この差から両惑星で形成または進化の経路が異なる可能性を示しています。

ロシアの軍事衛星コスモス2612が、ウクライナへの情報提供に関わるICEYE-X36へ接近し、軌道上で近い距離を保つ動きを見せています。公開軌道データには、両衛星の軌道を合わせる一連の操作が記録されました。衛星の近接運用は観測や整備にも使われますが、相手側の同意を得ていない接近とされています。

アルテミス計画のLunar Terrain Vehicle(LTV)は、宇宙飛行士を月面で運ぶほか、乗員不在時に貨物や科学機器を運ぶ構想です。アポロ計画の月面車が乗員の移動を支えたのに対し、LTVは無人運用も取り入れ、月の南極で探査を続けます。

JAXAと将来宇宙輸送システム(ISC)は、再使用型ロケットによる宇宙輸送サービスの実現に向け、2026年9月に共創活動を始めました。両者の試験データと解析技術を組み合わせ、機体の損傷や異常を再現・予測するモデルの精度向上と汎用化を目指します。技術基盤を整え、高頻度・低コストの輸送サービスと日本の宇宙輸送能力の向上につなげる計画です。

プラスチックは通常の環境では化学的に安定だと考えられてきました。研究チームは、マイクロプラスチックの表面が水と接すると、反応性の高い活性酸素種が自発的に生じると報告しました。発生量は表面の疎水性が高いほど増え、界面の静電気的な性質とも強く関連していました。この仕組みは、微小なプラスチックと生体分子や細胞との相互作用を考える手がかりになります。
スタンフォード大学の研究チームが開発した「paperfuge」は、紙や糸などで作る手動遠心分離機です。材料費は約20セント、重さは2グラムで、電力を使わずに血液を分離できます。

NASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡は、主鏡などの光学系を微調整し、広視野観測装置の光学誤差を設計時の要求値より約30%小さくしました。18個の検出器を備えるこの装置は、予測を上回る画像品質を達成しています。今後の広域観測では、暗黒物質や暗黒エネルギーの研究に使う画像を撮影します。

SpaceXのドラゴンが国際宇宙ステーション(ISS)に到着し、人工網膜や心臓組織の研究装置、最後の新型太陽電池アレイを届けました。微小重力での製造実験機材とISSの電力供給を補う設備が、同じ便で運ばれています。

米陸軍の低価格コンテナ化弾薬(LCCM)計画で、X-Bow Systemsが巡航ミサイル用ブースターモーターの開発・製造を担います。設計と試験を経て、2027年に本格量産へ移る予定です。固体ロケットモーターの積層造形は、複雑な形状を作りやすく、試作品を短期間で作れる可能性がある一方、材料や品質の確認も課題です。

気象庁は10月16日、カムチャツカ半島付近で発生した地震のマグニチュードをM9.9と過大に推定し、北海道から中部地方に緊急地震速報(警報)を発表しました。実際の地震はM6.9、深さ約160キロで、最大震度は1でした。

チェルノブイリ原発事故から約40年後に採取された放射性燃料粒子6個を調べたところ、核燃料を閉じ込める構造はおおむね保たれていました。放射性物質が環境へ出る速度は想定より遅い可能性がある一方、粒子自体はなお危険で、風化の程度は粒子の性質や土壌条件によって異なります。

国際宇宙ステーション(ISS)で約8カ月を過ごしたCrew-12の船長、NASAのジェシカ・メア飛行士は、宇宙から見る地球の大気の薄さから、生命を支える環境の脆さを実感すると語りました。宇宙からの眺めは、地球を守る必要性や人類のつながりを強く意識させるとも述べています。

水道水を5分間沸騰させ、冷ましてからろ過する方法で、ナノ・マイクロプラスチック(NMPs)を減らせる可能性があります。実験では、炭酸カルシウムを多く含む硬水で、浮遊する粒子の最大90%が除去されました。水の硬度によって効果に差があり、軟水では除去率が約25%でした。
大同特殊鋼と京都フュージョニアリング(KF)は、核融合炉のブランケット構造材に使う高純度の低放射化バナジウム合金について、製造技術の確立に向けた共同開発を始めました。両社は合金を累計200kg溶解し、鍛造した丸棒と板状の加工材を製造しています。

SkyFall計画では、火星に3機のヘリコプターを送り、地表の地形や地下の氷を調べます。打ち上げは2028年後半、火星への着陸は2030年秋の予定です。探査車を中継に使わず、ヘリが個別に飛行・着陸する構想で、火星の広い範囲を上空から調べます。

白色矮星は、太陽ほどの質量を持つ恒星が燃料を使い果たした後に残す高密度の天体です。恒星の色は温度で決まると考えられてきましたが、研究チームは白色矮星では大気の化学組成も色を変えることを示しました。

砂の粒を微生物由来の繊維で結びつけ、水の抜け方を変える方法が実験室で試されました。砂の中で繊維を育てる方法では水の損失が約6分の1になり、別に育てたセルロースの薄いシートを挟む方法では透水性が約28分の1になりました。

火星の衛星フォボスとダイモスは、火星の周囲でどのように生まれたのでしょうか。JAXAの火星衛星探査計画「MMX」は、フォボスを詳しく観測して地表の試料を採取し、地球へ持ち帰る計画です。観測と試料分析を通じ、火星衛星の起源をめぐる二つの仮説の検討を目指します。

コンクリートは世界で年間約300億トン使われ、製造に伴う排出は世界全体の最大8%を占めます。長寿命化やCO₂の回収・再利用によって排出を減らす技術の開発が進んでいます。

NASAはDAVINCIの打ち上げを2030年12月、VERITASの打ち上げを2032年11月に目指しています。大気を直接調べる探査機と、軌道上から地表を測る探査機が相次いで金星へ向かう計画です。予算の圧迫で遅れや中止が懸念されていた両計画は、打ち上げ時期を定めて開発を進めています。

Prime Videoの限定シリーズ『The Challenger』に、デイシューケ・ツジ、デニス・フラナガンら11人が新たに複数回登場する役で加わります。クリステン・スチュワートとウィル・アーネットが主演し、1986年のスペースシャトル「チャレンジャー」事故に至る経緯を描きます。

10月13日の夜明け前、米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設からSpaceXのファルコン9ロケットが打ち上げられました。ロケットの航跡は、オレンジや青の光とガスが広がる「クラゲ」のような形に見えました。

オクラホマ州地下に埋もれたエイムズ衝突構造は、従来の推定より約1億年若い約3億7000万年前に形成されたと分かりました。新たな年代により、この構造は約4億6700万年前の「オルドビス紀の隕石イベント」から切り離され、海洋生物の大量絶滅が起きた時期に位置づけられます。ただし、研究者たちは衝突が絶滅を引き起こしたとは結論づけていません。

ハッブル宇宙望遠鏡が2015年に撮影した銀河団「SDSS J1038+4849」の画像は、笑顔のように見えるとしてNASAに紹介されました。銀河団は、地球から45億光年離れたおおぐま座の方向にあります。
研究チームは、南極のスウェイツ氷河が海面上昇に寄与する量を、2100年までに最大30±6mmと推定しました。従来の予測のおよそ2倍に当たります。氷河が海底の高まりに支えられた状態から離れる時期は、早ければ2038年と見積もっています。

米カリフォルニア州アラメダのLongshot Space Technologyは、圧縮ガスを使う長い砲身から貨物を射出し、宇宙輸送に利用する構想を進めています。ロケットの推進系をすべて機体に載せるのではなく、加速の一部を地上の再使用可能な設備で担う考えです。

Varda Space Industriesは10月1日、SpaceXの相乗りミッションで宇宙船「W-8」と「W-9」を同時に打ち上げました。同社が同じロケットで2機を打ち上げたのは初めてです。軌道上で製造や試験を行った物を地球へ戻す事業を、複数機で運用します。2027年にはさらに7回のミッションを計画しています。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測で、宇宙誕生から約18億年後に爆発した超新星が確認されました。遠方の超新星を含む約80個の明るさの変化が見つかりました。特に、宇宙の膨張率を測る手がかりとなるIa型超新星が、従来の記録より遠い宇宙で見つかりました。

欧州の地球観測衛星Sentinel-3Cは、打ち上げから約2週間後、イタリア、北極圏、カリブ海の画像と、海面およびグリーンランド氷床の高度データを取得しました。初期測定は既存データとよく一致しており、衛星は本格運用に向けた試験を進めています。

2026年10月12日、SpaceXはカリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9を打ち上げ、Starlink衛星27基を低軌道へ送りました。Falcon 9によるStarlink打ち上げは9月19日以来で、3週間を超える間隔が空きました。

ナミビア北部のエトーシャ・パンを、欧州の地球観測衛星「Sentinel-2」が宇宙から撮影しました。画像では、実際には白く見える塩原が青系、周辺の植生が赤系に表現されています。偽色を使うことで、地上では見分けにくい土地の特徴を捉えられます。

木材産業の副産物リグノスルホン酸塩を、水を使った工程でナトリウムイオン電池向けの炭素ナノファイバーに変える研究が発表されました。リチウムより豊富なナトリウムを使う電池の材料候補を、廃棄物由来の原料から作る試みです。研究チームは、材料のナノスケールの構造を調整し、充放電時のナトリウムイオンの貯蔵と放出を改善したと説明しています。

NASAは、国際宇宙ステーション(ISS)から帰還する貨物船に12個の小型カプセルを載せ、再突入時の熱防護材を試験しています。実験「KREPE-3」では、貨物船が大気圏で分解する過程を利用し、複数の材料や形状について飛行データを集めます。月や火星などのミッションに向け、熱シールドの設計を検証する取り組みです。

アポロ7号は1968年10月11日、ウォーリー・シラー、ドン・アイゼル、ウォルター・カニンガムの3人を乗せて打ち上げられました。アポロ計画で乗組員が宇宙へ向かった初の飛行であり、アポロ1号の火災後に有人飛行を再開する節目となりました。

マダガスカル南部では、月の明るい高地を構成する岩石と同じ種類の斜長岩が、地表に広く露出しています。2026年8月28日、NASAの宇宙飛行士が国際宇宙ステーションから撮影したのは、サリリアキー斜長岩岩体です。露頭は約100平方キロメートルに広がり、少なくとも6億年前に形成されたと考えられています。

約16光年先にある連星系70 Ophiuchi AB(70 Oph AB)を調べた研究は、主星の周囲に地球質量の惑星が安定して公転できる領域がある可能性を示しました。惑星の存在を確認したわけではありませんが、2つの恒星がある系でも、主星の周囲に液体の水を保てる環境が成り立ちうるとする結果です。

NASAはアルテミスIIで集めた月科学データ800GB超を公開しました。データには写真や映像のほか、乗組員の音声記録や手書きの注釈も含まれています。乗組員の観察記録を科学研究に利用できます。

フィラメント式3Dプリンターは、樹脂を加熱して造形する間、目に見える煙がなくても超微粒子や揮発性有機化合物(VOC)を放出します。超微粒子は呼吸器の奥まで届く可能性があり、一部のガスは吸入による健康影響が懸念されています。

NASAのアルテミスII乗組員は、2026年4月6日の月周回飛行中に、灰色や黒だけでなく、褐色、黄褐色、緑色、青色などの色合いを記録しました。乗組員は写真や映像、音声、手書きの注釈を残し、NASAはこれらを予備的な月科学報告として公開しています。

米プリンストン・プラズマ物理研究所(PPPL)の研究チームは、核融合プラズマを先に加熱し、その後で密度を高める点火への経路を計算で示しました。この方法では従来と異なる順序で進み、点火に必要なエネルギーを抑えられる可能性がありますが、実験ではまだ検証されていません。

ブラジル・アマゾン最大の都市マナウスで、森林火災の煙による大気汚染を受け、公共学校が休校しました。市は生徒と教育関係者の健康と安全を守るためと説明しています。再開日は決まっていません。

NASAは2026年10月、国際宇宙ステーション(ISS)の後継となる民間宇宙ステーションの提案募集を始めました。企業からの提案は12月8日まで受け付け、2027年春に契約先を選ぶ予定です。NASAは低軌道での有人活動を続けるため、初期段階で2社以上を選定します。
天の川は、宇宙誕生後の最初の20億年に数千の小銀河が衝突・合体して成長したとするシミュレーションが発表されました。研究チームは初期のガスや星、元素の変化を追跡し、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の観測と比較できる銀河の光の特徴を計算しました。
パナマでマグニチュード7.7の地震が発生し、複数の建物が損傷しました。震源の深さは12キロで、揺れは首都パナマ市にも及びましたが、パナマ運河への影響はありませんでした。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、太陽系外にある褐色矮星WISE 0855の大気を約11時間観測し、水雲の厚さが場所によって変化する証拠を捉えました。約15分ごとに赤外線スペクトルを記録したことで、天体の明るさだけでなく、雲や大気中の分子に関係する変化も調べられました。この観測は、地球のような惑星で天候を見つけたという意味ではありません。太陽系外の冷たい天体で、水雲の変動を分光で追った成果です。

ハワイ島のキラウエア火山では、2024年12月に始まった山頂火口での溶岩噴泉が、2026年9月までに54回発生しました。研究チームは最初の39回について、地面の変動や地震、ガス、溶岩の成分などを調べ、山頂の傾斜変化を手がかりに噴泉の発生時期を予測できると報告しました。

米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究チームは、エルビウムを加えた薄膜ニオブ酸リチウム導波路で、量子情報を保ちながら複数の光子を同時に1マイクロ秒超保存するチップ型メモリーを実証しました。光子を一時的に待機させる機能は、量子計算や通信で処理のタイミングを合わせるために必要です。
インドネシアの一部では数週間にわたり森林火災が続き、煙は国内だけでなく、マレーシア、シンガポール、フィリピンにも広がっています。火災の一部は、地表の炎が見えにくく、地下にも燃え広がる泥炭地で起きています。

NASAの火星探査車キュリオシティは、2026年8月11日、火星時間の午前8時30分ごろに撮影した6枚の画像をつなぎ、遠方の崖状地形「ヤルダン」を含むパノラマを記録しました。写真では、朝の光が地平線上のヤルダンを照らし、手前には青みがかった色が見えます。
2026年の南極オゾンホールは9月20日に面積が2,740万平方キロに達し、この時期としては観測史上2番目の大きさになりました。南極上空を囲む強い風が冷たい空気を閉じ込め、オゾンの破壊を促したと研究者は説明しています。一方、長期的な指標ではオゾン層の回復傾向が続いており、今年の面積の大きさだけで回復が逆転したとは評価されていません。

核融合発電所を開発する米Type One Energyは、2026年10月6日にシリーズBの資金調達で2億ドルを確保しました。同社は初の商用発電所「Infinity Two」の2034年稼働を目指し、設計を自社で担い、製造を外部の協力企業に委ねる事業モデルを進めています。クリストファー・モーリー最高経営責任者(CEO)は、今回の調達によって初の発電所に必要な資金の約半分に達する見通しを示しました。
Ethan A. Crawford氏らの研究チームは、3Dプリントで製作したフィルターを20層重ね、水中のマイクロプラスチックとナノプラスチックを90%除去する試作結果を得ました。微細な穴を直接印刷する代わりに、樹脂に混ぜた添加剤を温水で取り除き、粒子を捕らえる多孔質の表面を作る方法です。研究チームは、装置の改良と再使用の可能性を今後の検討課題に挙げています。