
パスワードはサイトごとに分けて保存
Firefoxのパスワードマネージャーでは、サイトごとの強力なパスワードを生成・保存できます。保存したログイン情報は、次回アクセスするときに自動入力できます。
保存情報は端末内に置かれ、Firefoxアカウントを使えば端末間で同期できます。同期データは、Mozillaのサーバーへ送信する前に端末上で暗号化されます。
Void Insiderによると、同期データにはAES-256-GCMが使われ、Mozillaは保存されたログイン情報を読めません。Tech Insiderによると、暗号鍵はアカウント情報とSyncキーの素材から導かれます。パスワードの共有や二要素認証コードの保存は、同媒体が挙げる機能の対象外です。
組み込みVPNはFirefox内の通信が対象
Firefoxの無料VPNは、ブラウザーの通信をプロキシネットワーク経由にし、接続先のウェブサイトに実際のIPアドレスの代わりにプロキシのIPアドレスを表示します。月間の利用上限は50GBで、別のアプリを追加する必要はありません。
Mozillaによると、組み込みVPNは対象地域で段階的に提供され、利用にはMozillaアカウントへのサインインが必要です。日本は選択できる接続先の一覧に含まれています。ただし、地域内でも提供開始時期には差があります。
Mozillaは2026年7月、Firefox for Androidでも対象地域への段階的な提供を始めたと案内しました。対象地域には日本が含まれます。組み込みVPNが保護するのはFirefoxからの通信で、他のアプリや端末全体の通信には及びません。
有料版は端末全体を保護
Mozilla VPNは、Firefoxの組み込み機能とは別の有料サービスです。Mozillaによると、組み込みVPNがブラウザー内の通信を対象とするのに対し、Mozilla VPNは端末上のアプリやサービスの通信も対象にします。
Firefoxの組み込みVPNは月50GBまで無料で使えます。Mozilla VPNでは、複数端末で使える無制限の通信量を利用できます。

この違いにより、Firefoxでの閲覧だけを保護する場合と、他のアプリを含む通信も保護する場合とで選択肢が分かれます。組み込みVPNはFirefox内で有効化し、Mozilla VPNは別のアプリとして利用します。
メールマスクと常時保護機能
Firefox Relayは、実際のメールアドレスの代わりにランダムなメールマスクを使い、届いたメッセージを本来のアドレスへ転送します。Mozillaは無料で使えるメールマスクの上限を50個に増やしたとしています。

米国とカナダでは、電話番号を隠すマスクも利用できます。マスクを通じて電話やテキストメッセージを受け取り、実際の番号を相手に伝えずに返信できます。
パスワードマネージャーやVPN、Relayを使っていないときも、Firefoxにはトラッカーをブロックする強化型トラッキング防止、端末固有の情報による識別を防ぐフィンガープリント対策、偽装・悪意あるサイトへの警告が備わっています。











