10月15日発売、テンキーレスの新モデル
ロジクールはゲーミングブランド「ロジクールG」から、磁気式アナログスイッチを搭載した有線キーボード「PRO X2 RAPID」を10月15日に発売します。価格は35,750円で、ブラック、ホワイト、ピンクの3色を用意します。
日本向けはJIS配列のテンキーレスで、USB有線接続のみです。前モデル「PRO X TKL RAPID」と同じくキーの作動点は0.1〜4.0mmですが、新モデルは0.05mm単位で調整できます。
外観は、キースイッチが側面から見えるフローティングデザインをやめ、直線的な筐体に変更しました。上部のメディアコントロールをなくし、右端にOLEDディスプレイ、ローラー、ボタンを配置しています。
磁気スイッチとラピッドトリガー
磁気スイッチは、キーの押し込み量を磁気の変化として検知する方式です。富士通クライアントコンピューティングの「FMV Keyboard X」もこの方式を採用し、キーの沈み込みを0.1mm単位で捉えます。押している途中の動きに応じて入力と解除を切り替えるラピッドトリガーは、文章入力の効率向上を狙う製品にも取り入れられています。
一般的なラピッドトリガー対応キーボードでは、キーが戻るとき、あらかじめ決まった位置まで戻るのを待たず、戻り始めた動きに応じて再入力できます。ATTACK SHARKのX68 HEは、押している途中でも作動・リセットし、キーごとの感度を設定できます。FPSでは、移動キーを離して反対方向へ入力する操作を素早く行うための機能です。
PRO X2 RAPIDはGateron製「KS-20 POM」のカスタムスイッチを搭載し、アクチュエーションポイントを0.05mm刻みで調整できます。キーの優先順位を決める「KEY PRIORITY(SOCD)」にも対応します。これらの設定は本体のOLEDから変更でき、G HUBを使える環境ではソフトウェアからも調整できます。
OLEDからゲーム向け設定を変更
OLEDでは、ラピッドトリガー、アクチュエーションポイント、キーの優先順位、ゲームモード、レポートレート、LIGHTSYNCを設定できます。ローラーで操作でき、PC上でソフトウェアを開かずに本体側で調整できます。
G HUBがPC上で動作している場合は、OLEDから設定を変更できず、PC側が優先されます。OLEDには84×64ドットの画像も表示でき、ソフトウェアからオンボードモードを選ぶと、本体側の設定機能を利用できます。
前モデルからの変更はディスプレイだけではありません。ホットスワップに対応し、6層の吸音構造を採用しました。レビューでは、軽く滑らかな打鍵感と「コトコト」という打鍵音が伝えられています。付属のシリコン製パームレストも試用されました。
8,000Hz対応と使い方
本機は最大8,000HzのスキャンレートとUSBポーリングレートに対応し、前モデルの最大1,000Hzから引き上げています。ポーリングレートはキーボードがPCへ情報を送る頻度です。1,000Hzでは1秒間に最大1,000回、8,000Hzでは最大8,000回報告します。
DPQPの解説では、ポーリングレートに由来する遅延は1,000Hzで最大1ms、8,000Hzで最大0.125msとされています。darkFlashは、高いレートの差は動きやカウンターストレイフなどを重視するゲームで表れやすい一方、カジュアルなゲームでは違いを明確に感じにくい場合があると説明しています。
高いポーリングレートではPC側の処理負荷も増え、環境によってはゲームのフレームレートに影響することがあります。ゲームエンジンやPC構成なども応答性に関わるため、8,000Hzという数値だけで操作全体の速さが決まるわけではありません。本機はテンキーレスのみで、より小型の75%や60%サイズに慣れた人には大きく感じられる場合があると、レビューでは述べています。











