
GSRは前後2モーターで459馬力
三菱自動車は、台湾Foxtronの電気自動車をベースにした「ASX VR-e」をオーストラリアで投入します。最上位グレードのGSRは前後にモーターを搭載し、合計出力459馬力、0-100km/h加速3.9秒です。最高出力は、英国限定の「ランサーエボリューションX FQ-440 MR」の440馬力を上回ります。
全4グレードに共通するバッテリーは、容量57.7kWhのリチウムイオン電池です。LS、Aspire、Exceedは後輪にモーターを1基搭載し、最高出力229馬力、最大トルク350Nmを発生します。これらのグレードの0-100km/h加速は6.8秒です。
GSRは後輪モーターに前輪モーターを加え、合計出力342kW、最大トルク700Nmを発生します。Sportモードでは、前後の駆動力配分が50対50から30対70の範囲で自動調整されます。全4グレードにEco、Comfort、Sportの各モードが用意されます。
充電出力は最大134kW
ASX VR-eの直流急速充電は最大134kW、交流充電は最大6.6kWです。
2026年の電動SUV比較では、シュコダEnyaq 85の直流充電は最大135kWで、ASX VR-eの急速充電出力に近い数値です。同じ比較に掲載されたテスラModel Y Juniperは最大250kW、ルノーScenic E-Techは最大150kWです。BMW iX3 50 xDriveは最大400kW、XPENG G6 Long Rangeは最大451kWです。ただし、これらは各車の最大直流充電出力で、実際の充電時間を示すものではありません。車種ごとの比較では、バッテリー容量や充電条件も区別する必要があります。
Foxtronが手がける車両を三菱ブランドで販売
ASX VR-eのベース車は、Foxtronの「Bria」です。Foxtron Vehicle Technologiesは、台湾の鴻海精密工業(Hon Hai、Foxconn)と裕隆汽車(Yulon Motor)の合弁会社です。
FoxconnはFoxtronの45.6%を保有しています。Foxtronは自動車メーカー向けに、車両の設計、エンジニアリング、大規模生産のサービスを提供する事業モデルを掲げています。三菱自動車は台湾メーカーと組み、ASX VR-eを展開します。
FoxtronはBriaを台湾で発表し、世界向け輸出を想定した台湾製EVとして販売を始めました。同社は車両の開発から販売、アフターサービスまでを含むEV事業の構築を目指し、裕隆汽車の乗用車ブランドLuxgenを取得する計画も示しました。
装備と保証、販売開始時期
車内には15.6インチのインフォテインメント画面と9.2インチの運転席ディスプレイを備えます。装備には周囲を映すモニターや自動駐車機能も含まれ、シートにはグレードに応じてレザーまたは布地を使います。
ExceedとGSRには、パノラマガラスルーフ、電動テールゲート、12スピーカーのオーディオシステムが標準装備されます。内装色はグレーまたはブラックで、青いステッチが入ります。
車両の保証は5年または10万kmです。三菱ディーラーで定期点検をすべて受けると、保証は10年または20万kmまで延長されます。バッテリーは整備先にかかわらず8年または16万kmの保証です。価格は年内に発表され、車両はその後ディーラーに到着する予定です。










