東宝は、11月3日の始発から、東京メトロ日比谷線・千代田線の日比谷駅で発車メロディを「ゴジラのテーマ」にすると発表しました。 両路線の計4番線で使用し、方面に応じて異なるアレンジが流れます。 導入日は、1954年にシリーズ第1作『ゴジラ』が公開された「ゴジラの日」で、最新作『ゴジラ-0.0(ゴジラマイナスゼロ)』の公開日でもあります。

日比谷線と千代田線で、方面別に2種類のメロディ

日比谷駅で使われる発車メロディは、方面ごとにアレンジを加えた2種類です。 日比谷線の1番線・中目黒方面と、千代田線の3番線・代々木上原方面では、同じメロディが使われます。 一方、日比谷線の2番線・北千住方面と、千代田線の4番線・綾瀬方面には、もう一方のメロディが割り当てられます。

日比谷には、70年を超えて「ゴジラ」シリーズを制作してきた東宝の本社があります。 映画館「TOHOシネマズ 日比谷」にもゴジラ像が設置されています。

伊福部昭が作曲、第1作では人間側の戦闘場面に使用

駅で採用される「ゴジラのテーマ」は、作曲家の伊福部昭が1954年の映画『ゴジラ』のために書いた楽曲です。 同作のサウンドトラックでは「Main Title」という曲名でも扱われています。

現在はゴジラを象徴する音楽として知られていますが、第1作では、ゴジラに立ち向かう人間側に結びついた曲でした。 戦車が出動する場面や、戦闘機がゴジラを攻撃する場面などで使われています。 曲のもとになる旋律には、「ゴジラ追撃せよ」という名称も付けられています。

第1作で怪獣そのものを表すために用いられたのは、別の楽曲「ゴジラの猛威」です。 今回の発車メロディには、その後シリーズの代表的なテーマ曲となった「ゴジラのテーマ」が選ばれています。

日比谷の劇場の歴史は1934年の東京宝塚劇場にも

ゴジラと関わりのある日比谷には、映画以外の舞台芸術の拠点もあります。 東京宝塚劇場は1934年1月1日に日比谷で開業し、それまで外部の劇場を借りていた宝塚歌劇団が東京で公演する専用の拠点となりました。

東京宝塚劇場の開業は、1954年の『ゴジラ』第1作公開より前です。 女性のみで構成される宝塚歌劇団の公演拠点として使われてきました。

東京宝塚劇場の旧建物は1998年に取り壊され、2001年に現在の劇場が開業しました。 現在の劇場も同じ場所に建てられており、日比谷駅から徒歩5分の位置にあります。