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写真: Memorin(上総っぽ◆C57/N774P.) / CC BY 2.1 jp / Wikimedia Commons

10月11日にC57形の煙室扉を開放

鉄道博物館は2026年10月11日、本館1階の車両ステーションで「C57形蒸気機関車 煙室扉開放実演」を開催しました。実演は15時30分から、C57形蒸気機関車の前方でボランティアスタッフが行いました。

スタッフが普段は見られない前頭部の煙室扉を開け、簡単な解説をしました。扉を開けた状態での展示は16時まで続きました。

この催しは、鉄道博物館が「鉄道の日」に合わせて2026年10月に行ったイベントの一つです。実演では、車両の内部構造を見られる機会が設けられました。

鉄道の日に合わせた10月の催し

鉄道の日は、日本の鉄道が1872年10月14日に新橋―横浜間で開業したことを記念して制定されています。鉄道博物館も2007年の鉄道の日に開館しました。

博物館は2026年10月、転車台の回転実演やスタンプ押印イベントなども実施しました。煙室扉の開放実演は、月内の催しの一つとして10月11日に行われました。

同日は、新橋駅付近でボランティアスタッフによる「新橋駅改札実演」も予定されていました。C57形の実演は午後に行われ、午前の改札実演とは別の催しです。

煙室は排気を使って燃焼を助ける

煙室はボイラーの前方にある区画です。シリンダーで使われた蒸気は吐出管から煙室へ排出され、その力で内部に部分的な真空を生みます。

この圧力差によって、火室で発生した燃焼ガスがボイラー内の煙管を通って煙室へ引き込まれ、煙突から外へ出ます。煙室は、蒸気機関車の燃焼に必要な通風を支えます。

煙室は燃焼後の灰の一部をためる場所でもあります。前面の煙室戸は、内部の検査や清掃のために開閉できる構造です。

扉の内側にある部品

煙室内には、シリンダーからの排気を受ける吐出管や、通風を整える反射板があります。蒸気をシリンダーへ送る主蒸気管も、煙室内に設けられています。

煙突も煙室の上部につながり、燃焼ガスの出口になります。煙室扉を開けると、こうした部品が集まる区画を前方から見られます。