white surveillance camera hanging on wall
Photo by Alan J. Hendry on Unsplash

家の内外を立体表示するAlexa Home Map

Amazonは、スマートホーム機器を家の間取りに配置して表示・操作できる「Alexa Home Map」を発表しました。照明やスピーカーの位置を地図上で確認でき、屋外では対応するRingカメラが検知した人や車の動きもアニメーションで表示します。

Alexaアプリには、2023年に導入された2Dの「Map View」があります。新しいHome Mapは室内を立体表示し、Echo、RingやBlinkのカメラ、Fire TV、照明、鍵、サーモスタットなどを配置できます。

照明は設定中の色と明るさで光り、再生中のスピーカーには音符のアニメーションが表示されます。屋外カメラが動きを検知すると地図上に小さなライブ映像が現れ、全カメラの過去24時間を見返せるタイムラインも備えます。

住所登録と室内スキャンでマップを作成

初期設定では住所を入力すると、家の外観が自動表示されます。AmazonはMapboxから家と近隣の3Dモデルを取得し、室内は対応するスマートフォンで各部屋を歩いてスキャンする仕組みです。

スキャンにはLiDAR(光の反射から対象までの距離や形状を測るセンサー)を使います。新しいマップを作る際、既存のMap Viewは引き継げません。スキャン後は機器を実際の位置に配置します。一般的な住宅のスキャンには15〜20分かかります。

LiDARは反射光の情報から距離や形状を測り、点の集合で空間を表す点群データを生成します。三菱電機の計測アプリ「Rulerless」では、スキャンを重ねる際に共通する点を見つけ、SLAM(自己位置と周囲の環境を同時に推定する技術)でデータを結合します。同アプリは点群にカメラ画像を対応させ、見た目から測定箇所を選べる3Dモデルを作ります。

iPhoneでの対応と3D計測の例

LiDAR搭載iPhoneは、2023年時点でiPhone 12 Pro/Pro MaxからiPhone 15 Pro/Pro Maxまであります。三菱電機の計測アプリ「Rulerless」も、同じ世代のiPhone各Proモデルに対応しています。これらの機種はAlexa Home Mapの対応機種を示すものではありません。

Rulerlessでは、iPhoneをゆっくり動かして壁などをスキャンし、画面上の3Dモデルをタップして高さや2点間の距離を測ります。この手順はLiDARを使った室内スキャンの一例で、Alexa Home Mapの操作手順ではありません。

Amazonは、LiDAR搭載iPhoneでの室内スキャンを案内しています。The Vergeによると、通常の動画を使うスキャナーもiOSとAndroid向けに試験中で、Android版は2027年初頭に提供予定です。

提供先と表示のカスタマイズ

Alexa Home Mapは2026年後半にプレビュー提供を始める予定です。利用先はiOS版のAlexa Home Mapアプリに加え、AlexaアプリとRingアプリ、大型Echo Show、Alexa Tablets、Ember Artline Fire TVです。

マップでは複数階を切り替え、部屋ごとに拡大できます。家具の位置も表示でき、機器の種類で絞り込めるほか、ライトモードとダークモードを選べます。

天候に合わせて雨や雪を表現します。Amazonはハロウィーンとクリスマス向けのテーマ表示も計画しています。