
Amazonは10月29日、スマートクロック「Echo Time」とスマートスピーカー「Echo Dot」を発売しました。Echo Timeは超音波で呼吸の波形や本体との距離を捉え、ウェアラブル端末なしで眠りに合わせてアラームを鳴らします。価格はEcho Timeが3万5,980円、Echo Dotが1万7,980円です。

2製品がAlexa+対応で発売
両製品は、生成AIを搭載したパーソナルアシスタント「Alexa+」に対応しています。Alexa+は10月29日に日本で早期アクセスを開始し、期間中は無料です。早期アクセス終了後の月額料金は3,000円で、Amazonプライム会員は追加料金なしで利用できます。

Echo Timeはグラファイト、グレーシャーホワイト、コーラルピンクの3色、Echo Dotはこれらにアガベグリーンを加えた4色です。Echo Timeは半球形の本体に3.2インチの円形タッチディスプレイを備え、Echo Dotは球体のコンパクトなデザインです。
両製品はAlexa+の利用を想定して設計され、スマートホーム製品との連携にも対応します。Alexa+の早期アクセスは、対応端末を持つユーザーなどを対象に案内が順次始まり、利用開始後は対応するEcho製品のほか、Alexaアプリやブラウザーからも使えます。
Echo Timeは眠りに合わせて起床を支援
Echo Timeの画面には、時刻のほか、アラーム、再生中の音楽、その日の天気を表示できます。時計のデザインは100種類以上の組み合わせから選べます。
睡眠モニターは超音波を使い、呼吸の波形とEcho Timeとの距離を検知します。睡眠状態に合わせてアラームを鳴らすスマートアラームが、ウェアラブル端末を装着せずに目覚めるのを支援します。この機能の利用にはAlexa+が必要です。
起床時刻が近づくとディスプレイが徐々に明るくなり、アラーム音も静かな音量から段階的に大きくなります。別売りのスマートライトと連携して光を点灯させたり、朝の定型アクションでカーテンや照明を操作したりできます。
超音波による呼吸検知の仕組み
睡眠中の呼吸を非接触で測る研究例では、40キロヘルツの超音波を対象に当て、反射して戻る波を解析します。呼気の流れや身体の動きによって、反射波の周波数が変化します。研究では信号処理によって、呼吸による変化と頭部・肩の動きを区別する方法が検討されています。
この研究例では、呼気の乱流による周波数変化は、頭部などの動きによる変化とは異なる特徴を持つとされます。センサーは呼吸の有無や相対的な強さ、回数を捉えることを目的としており、実験では送信器を頭部から約50センチの位置に置きました。これはEcho Timeの測定条件ではなく、研究で使われた装置の例です。
一般に超音波は、人の耳に聞こえない20キロヘルツ以上の音波です。反射波が戻るまでの時間から物体までの距離を算出でき、反射波の揺らぎから動体を検知する方法もあります。こうした原理は、Echo Timeが呼吸の波形や本体との距離を捉える仕組みを理解する手がかりになります。
Echo DotはハブとWi-Fi中継に対応
新型Echo Dotはシリーズで初めてスマートホームハブを内蔵し、照明やエアコンなど数千種類の対応機器をAlexaに接続して操作できます。AmazonのWi-Fiルーター「eero」のエクステンダー機能も備え、既存のeeroネットワークのカバー範囲を最大92平方メートル広げます。
本体にはAmazon独自開発のAZ3チップと、オンデバイス処理に特化したAIアクセラレーターを搭載しています。Amazonは会話の検出精度を高め、周囲の雑音を除去すると説明しています。Omnisenseは在室検知、室内温度の測定、タップジェスチャーに対応します。
Echo TimeにもOmnisenseが搭載され、在室検知や室内温度の測定、タップ操作に対応します。一方、Echo Timeはカメラを搭載せず、ビデオ通話や映像のストリーミングには対応しません。睡眠モニターはAlexaアプリから有効・無効を切り替えられ、マイクを無効にすると停止します。また、健康状態の診断や予防、治療を目的とする機能ではありません。










