A cluster of images includes one of a person’s hand holding up a Mac mini, another showing Mac Studio, and a third displaying the logos for M6 and M5 Ultra.
出典: apple.com

iPad miniはOLEDとA20 Proを採用

Appleは第8世代のiPad miniを発表しました。画面は従来の8.3インチから8.5インチのOLEDへ拡大し、筐体は従来機より薄く軽くなっています。前面の12メガピクセルカメラは横向きの辺に配置されました。

ディスプレイは前世代比でピーク輝度が2倍の1,200ニト、コントラスト比は2,000,000対1です。ストレージの基本容量は128GBで、256GBと512GBのモデルでは追加料金でナノテクスチャガラスを選べます。Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)にも対応します。

米国での価格は699ドル(約11万円)からで、予約注文は10月28日、店頭販売は11月6日に始まります。Wi-Fiモデルのバッテリー駆動時間は、動画再生またはWi-Fiでのウェブ閲覧で最大10時間です。A20 ProはApple Intelligenceに対応し、大規模言語モデルを端末上で実行できるとされています。

M6搭載のiMacと14インチMacBook Pro

iMacはM6を搭載して更新されました。24インチ、4.5Kのディスプレイや12メガピクセルのCenter Stageカメラなど、筐体や基本構成は前世代から引き継いでいます。標準モデルの価格は1,499ドル(約24万円)からです。4つのThunderbolt 4ポートを備える構成は1,699ドル(約27万円)からで、いずれも予約注文は10月28日、販売開始は11月6日です。

Appleによると、M6搭載iMacは前世代のM4搭載モデルと比べ、端末上のAI処理が最大5倍、日常的な処理が最大1.5倍、グラフィックスが最大2倍になります。新しいiMacにはWi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応するN1チップも加わりました。

14インチMacBook Proには12コア版のM6とN1チップが搭載され、価格はメモリ16GB、ストレージ1TBの構成で1,999ドル(約32万円)からです。AppleはM5搭載の前世代機に対して、グラフィックス性能が最大30%、AI処理が最大25%向上するとしています。予約注文は10月28日、販売開始は11月6日です。

M6のNeural Acceleratorが担うAI処理

M6は2ナノメートルプロセスで製造され、12コアCPU、12コアGPU、Dual 16コアNeural Engineを備えます。GPUの各コアにはNeural Acceleratorが組み込まれています。Appleはこの構成により、GPUでのAI計算性能がM5比で約30%向上し、端末上の大規模言語モデルへの応答を速められると説明しています。

Neural AcceleratorはGPUコアに追加された、AI処理向けの計算機能です。一般的なGPU処理が画像や映像の描画を担うのに対し、この機能はAIモデルの計算をGPU側でも実行し、グラフィックス用の計算資源と連携します。

Appleのプラットフォームアーキテクチャ担当副社長ティム・ミレット氏は、A19 ProのGPUで密行列計算を扱えるようになったと説明しています。また、プログラムが3D描画とニューラル処理の命令を同じ小型プロセッサ上で切り替えられる仕組みにも言及しました。これはA19 Proについての説明です。M6ではGPU各コアのNeural AcceleratorとDual 16コアNeural Engineが端末上のAI処理を支えます。

タッチ対応Macをめぐる過去の方針と用途

タッチ対応MacBook ProやOLED画面、ノッチに代わるDynamic Island、軽量化は、Creative Bloqが紹介した予測です。今回発表された14インチMacBook ProはM6搭載機として案内されています。

Appleの幹部は過去、Macでは手を机などに置いて操作する設計が自然で、画面に触れるために腕を上げる動作は疲れやすいとして、タッチ対応に慎重な姿勢を示していました。2010年にはスティーブ・ジョブズ氏が垂直なタッチ面の操作は疲労につながると述べ、2021年にはハードウェアエンジニアリング担当上級副社長のジョン・ターナス氏が、iPadはタッチ操作、Macは間接入力に最適化されていると説明しています。

一方、タッチ対応ノートPCには、画面の向きを変えてタブレットのように使う構成や、ペン入力に対応する製品があります。Lenovo Yoga Book 9iでは、上の画面でビデオ通話や資料を見ながら下の画面にメモを書き、付属ペンで手書き入力できます。2画面を並べて別々のアプリを表示する使い方もあり、タッチやペンはキーボード・トラックパッドと異なる入力方法として使われています。