心拍数の通知をきっかけに受診したMorganさん
Appleは「True Apple Watch Story」シリーズの新作動画2本を公開しました。1本は高心拍数の通知を受けたMorganさんの体験、もう1本はアクティビティリングを使って活動量を増やしたJoshさんの経過を取り上げています。
Morganさんは、Apple Watchの高心拍数通知で目を覚ましました。その後、腎臓の感染症があり、敗血症性ショックに進みつつあったと診断されました。
通知が病名を特定したわけではなく、異変に気づいて医療機関を受診するきっかけになった体験です。動画で紹介された経過は、心拍数の変化を知らせる機能と、医師による診断がそれぞれ異なる役割を担うことを示しています。
Joshさんはアクティビティリングを活用
もう1本の動画に登場するJoshさんは、体重が約154kgあった時期にApple Watchを使い始めました。活動量を記録するアクティビティリングが、より体を動かすきっかけになったとされています。
アクティビティリングは、消費したアクティブカロリー、運動した時間、立ち上がった頻度を記録する機能です。目標は利用者が調整でき、日々の活動状況をリングで確認できます。
今回の動画では、Joshさんが活動的になるまでの経緯が紹介されています。どの程度体重が変化したかなどの数値は示されていないため、動画で語られた内容は、リングを活用して活動量を増やしたという範囲で捉えられます。
高心拍数通知の仕組み
Apple Watchでは、心拍数が利用者の設定した1分あたりの拍動数を上回る、または下回る状態が続くと通知できます。この高心拍数・低心拍数通知は、Apple Watch Series 1以降で13歳以上の利用者が対象です。
心拍数は、緑色のLEDと光センサーで手首の血流量の変化を読み取って測定します。血流量に応じた光の吸収の変化から、1分あたりの心拍数を算出する仕組みです。
通知の基準は一律の数値ではなく、利用者が設定する心拍数です。Series 12とUltra 4は日中、緑色のLEDによる測定を最短5秒ごとに行いますが、装着状況などによって毎回安定した測定ができるとは限らず、表示値に異常に高い、または低い測定値が現れる場合もあります。
通知と医療上の診断は別の役割
American College of Cardiology(ACC)は、Apple Watchの心臓関連機能を一般的な健康管理や、医師の診療に関連する一部の場面で活用する指針を公表しています。機能には心電図、心房細動を示唆する不規則な心拍リズムの通知、すでに診断を受けた人向けの心房細動履歴があります。
一方、医療従事者へのリアルタイム通知が必要な臨床場面では、ACCの指針は連続心電図モニターを強く推奨しています。Apple Watchの心臓関連機能は心臓発作を検出できないとも、ACCは注意を促しています。
Morganさんの体験は、高心拍数の通知が受診につながった事例です。通知の対象は設定した心拍数を上回る状態であり、腎臓の感染症や敗血症性ショックを識別する機能として紹介されたものではありません。











